電気代が値上がりしています。冬は暖房費をはじめ電気代がかさむ季節。アラフィフ夫婦ふたり暮らしの本多めぐさんは、電気代が高い家電から節約をしています。詳しく伺いました。
エアコンや冷蔵庫、電気代が高い家電から節電しよう
電気代が値上がりしているので、改めて節電方法を見直しました。電気代が高い家電から見直すと効率がいいですね。
冷蔵庫の電気代が高いのはよく知られています。暖房器具のなかでは、いちばん電気代が高いのはエアコンです。わが家はエアコンなしでストーブ使用ですが、暖房費を減らす工夫をしたり、冷蔵庫のあけ閉めを減らすなど工夫しています。
洗濯機は、乾燥機機能を使うと電力がアップ。わが家は乾燥機なしのシンプル洗濯機なので、ここは変更なしです。ではわが家の節約の工夫をご紹介します。
●1:節電効果の高い「電気毛布」を活用
すべての画像を見る(全3枚)暖房器具はいろいろありますが、エアコンや電気ストーブは電気代がかさみます。
対策は「電気毛布」を使うこと。電気毛布の1時間あたりの消費電力は約33~56W程度。エアコンは約440W~とケタ違いなんです。
電気毛布はまず、ひざ掛けとして下半身を暖めます。冬はこれだけでは寒いのでストーブと併用。結果、ストーブの使用量が減って節約になります。部屋の温度は少し下げても足元が暖かいと快適。頭寒足熱の状態は、作業の集中力が増すのもよいところ。
電気毛布はお気に入りで、わが家では夫婦それぞれ1枚ずつを日中使い、さらに就寝時用に1枚と合計3枚使っています。
似たような製品で「電気カーペット」もありますが、床面だけじゃなく下半身に自由に巻きつけられ、デスクワークでも就寝時にも使える毛布のほうが汎用性があると感じています。洗濯機でざぶざぶ洗えますのでお手入れも簡単。
●2:冷蔵庫の工夫。肉の在庫をメモし、開閉を減らす
キッチンで電気代のかかる家電といえば冷蔵庫。わが家では、冷蔵庫内の在庫を付箋にメモ。冷蔵庫をあけた状態で献立に悩む時間を減らし、節電しています。
以前はホワイトボードに野菜や常備菜なども細かく書いていたのですが、今年からポイントを絞って「冷凍庫の肉だけ」書くようにしました。
理由は、野菜なら代用がきくので重要じゃないと思ったため。たとえばネギの代わりにキャベツなど似たような野菜で代用できますが、メイン料理に使う肉は、もしなかったら献立を変更しなくちゃいけませんね。
さらに肉は鶏・豚・牛と種類があり、ひき肉やスライス肉などのお肉の形状も重要。ラップに包んで冷凍しており、パッと見ただけでは中身がわかりにくいのです。
というわけで、献立の要となるメインの食材の「お肉」のみ書くようにしています。ちなみに魚はだいたい買ったその日に食べるのでメモはしません。
付箋に肉の種類を書いておき、購入したら個数をメモ。食べたら消しています。買うものはだいたい決まっているので、これだけです。冷蔵庫にマグネットではりつけています。
●3:食材の住所を決めて「あるなし」をさっと確認
もうひとつの工夫は、冷蔵庫内の住所を決めて、ひと目で食材があるかわかるようにしておくことです。
場所を大まかに決めておくと、いつも買い置きしてあるものがなくなったらその場所があくため、在庫がないことがわかります。
野菜類は種類が多いので区分けしています。奥の列は左からネギ、根菜、葉物野菜。手前右は野菜やキノコ、手前左には使いかけの野菜、と分けています。なのでざっくりと開けば「食材のあるなし」がわかります。
見えないと忘れてしまうこともあるので、食べかけの食材や、早く食べないと悪くなる食材は、必ず手前に出しておきます。また、夫の在宅時間が増えたため、夫用スペースをつくりました。中段左側は夫用に決め、その場所に置いてもらっています。私はノータッチです。