玄関のドアをあけると、道路から家の中が丸見えに…。この問題を、外構工事でルーバーフェンスを設置することで解決した日刊住まいライター。ルーバーフェンスとはどんなものか、また、費用などについてレポートします。プライバシーが守れるのはもちろん、家の見た目も損なわない解決法です。家づくりやリフォームの参考に。
すべての画像を見る(全6枚)玄関が道路から丸見え!ドアをあけると人目が気になる
筆者は3年前にハウスメーカーで家を建てました。家は木造の2階建てで、道路側に玄関があるプランです。
ちなみに筆者は、ハウスメーカー提携の外構業者を使うつもりがなかったので、「外構工事は家ができてから」と決めていました。上の写真は、建物が完成し、あとは外構工事を残すのみという状態の様子です。
住み始めてから、大きな問題に気づきました。玄関をあけると、家の前の道路を行き交う通行人と目があってしまうのです。ちょっと庭に出るだけでも、身だしなみを整え、人目を気にしながら玄関ドアをあけなくてはなりません。
筆者の家は、玄関の向かいにゴミステーションがあります。ゴミの日には大勢の人やクルマが行き来するため、出入りするときは視線が気になります。
ほかにも弊害が。荷物を出し入れするのに玄関ドアをあけっぱなしにしておくと、家の中まで見えてしまうことに。みっともないし、セキュリティ面でも不安です。
こんなことなら、玄関を道路から見えない位置につけるとか、壁で目隠しするような玄関ポーチにするなどの工夫をすればよかった…。
わが家を、道路から丸見えの間取りにしてしまったことを後悔!
外構工事と一緒にルーバーフェンスを設置
外構を整えるときにこの問題も一緒に解決できないか? 住み始めて落ち着いたころから、外構工事を請け負う業者を探しを始めました。複数の業者で見積もりを取ってもらいながら比較検討、おかげで業者選びにはだいぶ時間がかかることに。
もともと外構工事のおもな目的は、傾斜のある駐車場をゆるやかにして整地し、生活しやすくすることでした。
採用した業者に玄関のことを相談、打ち合わせを重ねた結果、ルーバーフェンスの設置で改善できるのではという話になりました。
ルーバーフェンスの工事費用は約18万円
契約から約1か月後、外構工事がスタート。このとき、新居に住み始めてからは1年2か月ほどが経過していました。
玄関を目隠しするルーバーフェンスの色は、家の外壁に合わせてブラックとオークを選択。圧迫感が出ないよう、駐車場から玄関に向かう階段側面の幅に合わせ、幅210×高さ246cmという大きさにしました。
ルーバーフェンスの工事費用は約18万円。外構の工事期間は全体で3、4週間ほどで、ルーバーフェンスの工事自体は4日ほどでした。
ルーバーフェンスは、駐車場スペースから玄関へ上る階段の前に設置。玄関からゴミステーションを結ぶ線上にあたるので、いい感じで目隠ししてくれています。さらに駐車場のアクセントに。これは想定していなかった効果でした。