40代こそ重宝する「フーディー」着回し。思春期息子とのおでかけにも合う色は？

●＜外出編＞シャツとチェックを味方にトラッドに寄せれば立派なオシャレ着

【12／5　月曜日　PM9：30。中一の息子と買い物へ】

サッカークラブに所属するハヤトが冬合宿用のジャージが欲しいというので買い物へ。いつまで一緒に買い物に行ってくれるかわからない。最近は前よりもちゃんとおしゃれをしてハヤトをがっかりさせないようにと気をつかっている。フーディ1枚じゃあまりにいつもと同じ。中にシャツを入れてきちんと見せた。襟、袖、裾からシャツを見せるとフーディーがおしゃれに見違える。チェックスカートを合わせればトラッドな装いになった。

同じクラブの友達に偶然会ったハヤト。私と一緒にいるのはもう恥ずかしいかと気をつかって離れた場所へ行こうとしたら「こいつ同じクラブの鈴木」と紹介してくれた。

買い物をすませ、おなかがすいたと言うので（家であんなに食べたのに！？）お茶することに。あれからずっと引っかかっている義母の言葉。せっかくハヤトと二人だし、外食だし、普段は聞かない踏み込んだ話をしてみることにした。「さっきの鈴木くん、モテそうだね。ハヤトはどうなの？　サッカークラブの子は彼女がいたりするの？」と。

イヤな顔をされるかと思ったらあっけらかんと「彼女いるのはもっとカッコいいやつだけ。あーでも俺この間クラスの女子にイキコク（いきなり告白）された」って。えぇぇ！？　っていうか、そういう話、普通に私にするんだ。へ、へぇ…。「あぁ、別に好きじゃないから。でも来月練習休みの土曜があるから、2人で出かける」。って、まじっすか。

最近の子は親と友達のような関係を築きがたると聞く。私は親のことは親でしかなかったし恋愛のことも性のことも触れられるのがイヤだったから、わが息子が戸惑うこともなくこんなに自分から話してくれることに驚いてしまう。子どもとどう向き合うか、価値観をアップデートしなきゃいけないな。

女の子とデートか。大人になったなとうれしい反面、突然ハヤトが遠いところへ行ってしまった気分。ハヤトの私服選びは残念ながらまだダサい。パートの時給も昇給したことだし、今月はハヤトの服に投資してやるとするか。ついでに女の子にはやさしくしなさいと話そう。「ところでさ、デートってなにすんの？」…。母さん、来月のデートの日までにあんたがエスコート上手になれるようにスパルタでいくよ。