割れた食器をつなぎ合わせる技法のひとつ「金継ぎ」。一見、難しそうに感じられますが、ホームセンターの材料でおうちでもつくることが可能なんです。今回は「金継ぎの柳家」主宰・柳澤綾佳さんに、やり方を教えてもらいました。
大切なお皿を「金継ぎ」でササッと修復
お気に入りのお皿が割れてしまっても諦めないで! ホームセンターで買える道具を使った「簡易金継ぎ」をマスターすれば、今まで以上に愛着が湧くひと皿に生まれ変わります。
●現代版「金継ぎ」で器が華やかによみがえる
すべての画像を見る(全15枚)ものを大切に長く使いたい。
そんな人たちの間で「簡易金継ぎ」がひそかなブームになっています。
「日本の伝統的な修復技法、金継ぎはうるしを使いますが、簡易金継ぎで使うのは植物性の樹脂。作業が簡単で気軽にトライできると、人気が高まっています」
金継ぎにはこんな効果も。
「器が割れても自分で直せる。そう思えると、器を気兼ねなく使えるんです。今以上に器と楽しくつき合えるようになると思います」
<金継ぎの推しPoint>
ポイント1:たった1日で完成!
ポイント2:ホームセンターでも材料が買える
ポイント3:器を気軽に楽しめるようになる
初心者でもできる!基本の簡易金継ぎ
うるしの代わりに使う樹脂は、「合成うるし」や「新うるし」といった名称でホームセンターやECサイトで販売されています。見た目はうるしと遜色ないできに。
●使うもの
・瞬間接着剤
・マスキングテープ
・エポキシパテ
・カッター
・ウッドスティック
・耐水性紙やすり(400番、1000番)
・合成うるし
・金粉(真鍮粉)
・薄め液(テレビン油)
・筆
所要時間:2時間