ぞうきんのようにふき残しが発生しにくく、手を汚さずにサッと掃除ができるハンディモップ。

「ただ、そのまま使うだけでは効果が最大限に出ません! ちょっとしたコツで、機能をアップすることができます」と語るのは、掃除研究家でハウスキーピングコーディネーターのおそうじペコさん。使い方のコツを教わりました。

ハンディモップ
ハンディモップをもっと効果的に使いましょう!
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ハンディモップの機能をUPさせる3つのコツ

ハンディモップはコツを意識して使うと掃除の効果をアップさせることができます。

●1.使う前には空気を入れてモコモコにさせる

ハンディモップは繊維の先でホコリやゴミを絡めとるので、使用する前に軽く振ると繊維の間に空気が入ってふっくらと毛先が立ち、ホコリを吸着しやすくなります。

軽くふる

使用前に上下左右に軽く振り、空気を入れて毛先をふっくらさせましょう。

フワフワになる

繊維1本1本が立ってフワフワになります。この状態で使用することでより多くのホコリをからめとることができます。使い捨てのハンディモップも同じ。パッケージから出したら、まず軽く振って空気を入れてから使用しましょう。

●2.往復させずに一定方向にすべらせる

滑らせる

モップを往復させると吸着したホコリのふき戻しが生じます。一定方向にすべらせるように使用するとキレイな仕上がりに。

●3.洗濯機はNG!洗うときは手洗いで

仕上がりの比較

洗って繰り返し使えるモップの場合、洗濯機ではなく手洗いをしましょう。上の画像のように、手洗いしたものに比べると、洗濯機で洗ったものは繊維がからまり全体的につぶれてしまっています。

さらに、手洗いにもコツがあります。

<上手な手洗いの方法>

すすぐ

バケツなど深い容器に水をため、モップ部分全体を浸して軽く振ります。

洗い後の水

繊維の間のゴミやホコリが水中に浮いて出てきます。

もみ洗い

洗剤を泡立てもみ洗いをし、繊維の間に指を入れて優しくほぐすように洗い流します。

上下にふる

軽く絞ったら、毛先を整えて軽く空気を入れるように上下に振ります。

手洗いすれば繊維がからまることがないので、毛先が整いふっくら乾燥させることができます。

意外と知らない?使用上の注意点

手軽に使えるイメージのハンディモップですが、注意点がいくつかあります。パッケージの注意事項をしっかり読み込んでから使用しましょう。

●1.静電気の発生に注意

乾燥する季節は、モップの繊維がこすれて静電気が起こりやすくなっています。とくに繊維の材質がポリエステル100%のものは、静電気の発生を誘発します。
事故につながりますので電源やコンセント付近での使用は避けるようにしましょう。

●2.マイクロファイバーが使用できない場所も

マイクロファイバーは繊維の先を細かく分割したものです。そのためホコリをよく吸着しますが、繊維の質によってはテレビ・パソコンの液晶画面や表面加工された鏡、デリケートな素材に使用すると傷がつくことがあります。商品説明をよく読んでから使用しましょう。

●3.使い捨てモップの添加オイルに注意

添加オイル

使い捨てのモップにはホコリを吸着するためオイルが添加されていることがあります。家具や床の上に長時間置いたままにしておくと、オイルによって変色してしまう恐れが。ケースに入れるかひっかけ収納するなどしましょう。

また、テレビ・パソコンの液晶画面やデリケートな素材に使用すると、オイルが付着してくもってしまうことがあります。

ほんの少し注意するだけで、ハンディモップの力を最大限に引き出すことができます。それは当然、掃除の仕上がりや満足感にもつながっていきます。

掃除の時短にもなりますので、ぜひ上手に使いこなして冬のホコリ対策に役立ててみてください。