●(2) 掃除や片づけは完璧にやろうとしなくても良い

掃除機
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平日は忙しいので簡単な掃除ですませ、代わりに休日は1時間程度の掃除時間を設けているそう。

「週末の掃除時間は家の中の様子を確認する大事な時間で、私にとって必要なリセット時間になっています。ただ、掃除の度に手順や工程を考えるのは大変なので、あらかじめ流れをつくって掃除をしています」

はたきで棚の上のホコリを落として、掃除機をかけてから床を水拭きするまでがsaoriさんの一連のルーティン。掃除の手順をあらかじめ組んでしまうことで、音楽をかけながら掃除をするような余裕も生まれます。あらかじめ手順を決めてしまっておくと、掃除へのハードルが下がります。

●(3) 収納を見直す期間やタイミングは、「ものがあふれてきたら」でOK

リビング

狭小住宅とは思えないほど広々としているsaoriさんのご自宅では、かなり頻繁に収納を見直しているのかと思いきや、そのスパンは意外にも「ものがあふれてきたら片づける」程度のゆるいものでした。

クローゼット

食器棚やクローゼットなどの定期的な見直しはスッキリ暮らしには欠かせませんが、時期やルールに縛られすぎると後が続きません。しっかりと時期を決めてしまうとできなかったときに気持ちへのダメージが大きいので、ゆるい時期設定をしておくことが大事なのです。

●(4) 買いすぎを防ぐため、ものの許容量を把握する

食器棚

「たとえば食器や便利グッズなどは増えがちだったりしますが、今持っているものを把握することで買いすぎや被って購入することを防ぐことができます。安いからもうひとつ買っておこうというのはアリですが、うっかり重複してしまうのは無駄につながるので避けたいところです」

便利グッズなどのつい手を伸ばしがちなアイテムも、購入前に本当に必要かどうかを一度考えることで“買ったのに使わない”というジレンマを防ぐことができます。

片づけや掃除の行き届いたすっきり暮らしを徹底すると、日々の時間に余裕ができるだけでなく、気持ちにも余裕が生まれ、家族の関係性や結束力も深まると言います。

整った家づくりは、家族仲を向上させることにもつながっているようです。