ペットと暮らすために!こだわったポイント8つ
すべての画像を見る(全27枚)現在、夫妻の家族としては犬のジョルディ、ネコのテイラー、ソフィ、銀汰、アビィがいますが、保護犬・ネコの預かりボランティアもしているため、さらに複数の犬とネコが同居中。
「先住の子たちが温かく接してくれるので、怖がることなく生活になじんでいます」と夫妻。いつもみんなが幸せに暮らせるように…。夫妻が動物に注ぐ深い愛情が、住まいを温かく包んでいます。
1.上下運動を楽しめるキャットウォーク&ステップ(図面A、B参照)
吹き抜けのLDKは犬とネコがストレスなく共生できるよう、多様な工夫が施されています。随所に設けたキャットステップとキャットウォークは、住まいのアイコンでもあります。
2.散歩から帰ってすぐの犬専用の足洗い場(図面C参照)
玄関の脇に犬の足洗い場を設置。散歩後は、ここでしっかりとキレイに。屋根を設けているため雨風を気にせず使えます。ここからバックヤード、洗面室へ直行できます。
3.トイレにネコドアをつけてネコ用トイレを設置(図面D参照)
人が使うトイレ内に飼いネコ用のトイレも置けるようにと、ドアにネコ専用の丸窓を開けました。ゲストが来たときに配慮して、ネコドアを閉じられるように丸い扉をつけています。
4.犬がキッチンに入らないよう引き戸を設置(図面E参照)
火を使うキッチンは、ペットにとって危険がつきもの。犬がキッチンに入らないように引き戸を設けました。ネコ対策として、ガスコンロは壁面に設置しています。
5.愛犬が自由に思いきり遊べるドッグラン
芝生のドッグランは、犬たちが思いきり走り回れる自由空間。保護犬のペロもボールを追いかけ楽しく遊べる場所です。格子の木製フェンス、デッキは妻の父親がDIYしました。
6.床は傷つきにくく掃除が楽なモルタル仕上げ
多種多頭飼いの環境に適した素材を考え、床は耐久性があり、汚れてもふき掃除だけで済むようにモルタル仕上げにしました。「夏はひんやりするので、みんなお気に入りです」と妻。
7.犬とネコのテリトリーを分ける犬舎(図面F参照)
玄関そばに犬舎をつくりキャリーケースの置き場に。「キャリーの置き場は意外とスペースを取るので、あらかじめ間取りの一部として考えることをおすすめします」と設計した横関さん。
8.玄関からじかに2階へ行けるネコ専用の穴(図面G参照)
ネコが楽しめる仕掛けや工夫を随所にちりばめた、遊び心あふれる穐山邸。玄関ホールの天井の一部には、じかに2階の寝室へ上がることができる、ネコ専用の丸穴を設置しました。
9.構造柱に縄を巻き付けてネコの爪とぎに
2階の構造柱に縄を巻き、ネコの爪とぎコーナーにしています。ここは妻専用のワークスペースのそばにあるため、甘えん坊の銀汰がいつも妻を独占できる場所でもあります。
間取り図と外観、周囲の環境について
●間取り図
犬もネコも人も、みんなが思い思いの場で自由に過ごせるようにと計画されたワンルーム空間。LDKの先には、将来同居することを考慮して父親専用の個室を配置しれいます。
吹き抜けを介して上下階がつながるプラン。窓辺はネコたちが外を眺められる絶景ポイント。「鳥や虫を見ては、ニャニャニャと声をかけています(笑)」と妻。
犬の足洗い場は玄関を介さずにバックヤードや浴室、父親の部屋へ向かうことが可能です。
●外観
白い外壁を用いた平屋の上に、黒い棟を重ねたような外観。広いドッグランと、3~4台の駐車スペースを確保できるように広い敷地を求め、約82坪の土地を購入しました。
玄関扉とポスト口は木製でつくり、シンプルな色みの外観のアクセントに。
愛犬ジョルディと保護犬ペロは、毎日仲よくお散歩します。「人間だけでは補いきれない愛情を、先住の子たちが注いでくれます。この家で暮らすようになって、犬とネコとの時間がよりかけがえのないものになりました」と夫妻。