愛犬、愛猫がのびのびと暮らせる、30代夫婦が建てた新築の注文住宅です。気持ちのよい吹き抜けには、ネコが上下運動ができるステップとキャットウォークがあります。敷地内にはドッグランや犬の足洗い場も。くつろぎの時間はもちろん、ワークスペースでもペットと自然に交流できて、一日じゅう、ほっこりとした気分に。犬やネコと暮らす家の設計を、これまで多く手掛けてきた建築家のアイデアが満載。ペットが安全に健康的に過ごせます。

1階はワンルーム空間
壁と天井はラワンベニヤを採用。床は耐久性とメンテナンスに配慮してモルタル仕上げに。キッチンと一体化したダイニングテーブルは、人も犬もネコも集まるメインスペース
すべての画像を見る(全27枚)

犬もネコも保護の子も心地よく暮らせる環境に

Aさんの家 東京都 家族構成/夫30代 妻30代 犬1匹 ネコ4匹
設計/横関和也・仲條 雪(ジャムズ一級建築士事務所)

1階のワンルーム空間

かねてより犬とネコと暮らしてきたAさん夫妻。新居で重視したのは、犬とネコがのびのびと暮らせる環境でした。そこで、利便性のよいマンション暮らしから郊外に移り、ドッグランをつくれる広い土地を購入しました。

設計は、本誌のペット特集でも人気のジャムズ一級建築士事務所に依頼。「さまざまな雑誌などで拝見して、大切な犬とネコたちの環境づくりを安心してお任せできると思いました」と振り返ります。

多種多頭飼いの環境に合わせ、犬とネコの行動パターンに合わせたゾーニングを計画。高い場所を好むネコ専用として上下運動ができるステップとキャットウォークを設け、平面行動を主とする犬の行動とはゆるやかに分かれるようにしました。

さらに、室内飼いを徹底しているため犬ネコともにストレスがたまらないよう、住まいの随所に大小さまざまな窓設置。1日を通して移り変わる空を眺め、鳥や虫の動きを見られる環境に整えました。

いちばん年長のネコ

Aさん宅でいちばん年長のラガマフィンのテイラー。12歳のおじいちゃんですが、ふっさりとした毛並みが美しいイケメンです。

 

雑種犬とひんやりとした床

7歳の雑種犬・ジョルディは、ひんやりとした感触の床が好きで、ダイニングテーブルの下に。

【動画】ネコが意外なところから顔をひょっこり