家を整えるのは、心地よく自分らしく暮らすため。片づけや整理整頓などに力を入れている人は多いと思いますが、「もっとシンプルな方法があるんです。それは、あることを“しない”だけ!」と話すのは整理収納コンサルタントの須藤昌子さん。詳しく伺いました。

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一般宅の整理収納サービスを手がけたり、お片づけセミナーを数多く開催している須藤さん。家のきれいをキープするために、いつも「しない」こととは?

家がきれいな人が「やらないこと」とは?まず心がけてほしいのは「隠さない」ということだそう。
家がきれいな人が「やらないこと」とは?
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●1:収納ボックスでものを隠さない

まず心がけてほしいのは「隠さない」ということだそう。

「収納家具や収納ボックスを使うと、見た目はすっきりするのできれいに片づいた印象になりますよね。でも、その中身を把握して使いこなせていますか?」と須藤さん。

「人は、見えていないとその存在すら忘れてしまうことも。だからよく使うものはとくに、隠さず出し戻しやすいシンプルな収納にしたほうがいいケースもあるんです」

自分はものの場所がわかっていても、ほかの家族にとっては「使いにくい」「どこにあるかわからない」ということにもなりがち。

リモコンとティッシュ

須藤さんのお宅では、よく使うテレビリモコンとティッシュがダイニングテーブルの上にそのまま出しっぱなし。

「あえてしまい込まず、家族みんなが使いやすい収納にしています」

●2:インテリア雑貨をむやみに飾らない

2つ目の「○○しない」は、「飾らない」です。

「インテリア雑貨を飾ってすてきな空間にしたい、という気持ちはもちろんよくわかります。でも、飾りすぎには注意。ものを置くとホコリがたまるし、掃除のときにどかせるという手間もかかります。それを負担に感じるようなら、飾らないという選択もありです」

飾るのは少しだけ

須藤さん自身も、インテリア雑貨を飾るのは好き。でも、飾るのは場所を限定してほんの少しだけにしているそうです。

「私は、自分がズボラで面倒くさがり屋だと知っています。掃除の手間と飾りたい気持ちを天秤にかけ、手間を省くことを選びました。以前はわが家の階段奥の棚に雑貨を飾っていたのですが、今は撤去。キッチンのワークトップにもなにも置かないようにしています」