新生活を前に片づけたいけど、ものが捨てられない…。そんな悩みは、人気ブロガー筆子さんの「15分ゆる捨て」で解決しませんか?
持たない暮らしに関する情報を発信するブログが、月間250万PVを超える筆子さん。
そんな筆子さんが提案する「ゆる捨て」は、毎日15分、気になる場所のいらないものを捨てていくだけ。
ここでは読者が実際に、ものであふれるキッチンとリビングをゆる捨てしてみました。
キッチンは、狭いスペースをひとつずつゆる捨て!
体験してくれた読者・YさんのDATA
・本人30代
・夫、長男、二男と2LDKのマンション暮らし
片づけが苦手なうえに、やんちゃな男の子2人の育児に追われて、ものはたまっていく一方だというYさん。今回はキッチンとリビングのゆる捨てに挑戦しました。
食器や調理道具、食品などとにかくものが多く、整理収納の大敵であるキッチン。少しずつ取りかかるゆる捨てなら、挫折することなくものを減らせます。
●短時間でできそうな収納ケースをチェック
目をつけたのは、お茶やコーヒーをしまっているはずのケース。
「棚全部手をつけるのは大変そうなので、ケース1個だけにしました。小さい中に賞味期限ぎれのものや、関係ないものも入っていてびっくり」
捨てたもののほとんどは、賞味期限ぎれの食品とあきビン。いつの間にか紛れ込んでいた、哺乳瓶の上の部分も処分。
「常温の食品は日付を見る習慣がなくて。捨てると自分のクセに気づくんですね」
【BEFORE】
お茶用品意外にも、さまざまなものがごっちゃり。
【AFTER】
ゆる捨てしたら、ぎゅうぎゅうだったケースが半分以下に。
「棚の隙間に入れていたお弁当グッズを、このケースにまとめることにします」
筆子’s POINT:引き出し1段だけを整理。ストックの買い込みすぎに気づいた!
期限ぎれの食品があるのは、消費しきれない量を買っているということ。ゆる捨てをすると、そこに気づくことができますよ。つめ込みグセだけでなく買い方も見直してみましょう。
●キッチンの引き出しをひとつだけ整理
続いては、引っかかるほどものが入っている引き出しに着手。食品ストックスペースなのだそう。
「缶詰類のほか、もらいものも多く、あとで食べようと思っているうちに期限ぎれに・・・。結局もったいないことをしているんだと気づけました」
賞味期限が過ぎたレトルト食品や缶詰、手づくりパン用の小麦粉のほか、水筒も。
「しまうところがなくて突っ込んでいたんですが、傷もへこみもあって今が捨てどきだとわかり、手放せました」
【BEFORE】
食品がかなり無造作にしまわれていました。
【AFTER】
山積みだった引き出しが整理され、ストックが一目瞭然に。
筆子's POINT:ワンインワンアウトの法則で、入れたら出す!
もらったり、つい買って増えがちな食品は、1個家に入れたら、ストックから1個食べて消費していけばいいんです。最小限の状態をキープできるし、細かい管理術も必要なし。
リビングの収納棚内も、少しずつゆる捨て
家の中でもっとも広い空間であるリビングは、どこから手をつけていいかわからなくなってしまいがち。まずは収納棚のカゴのひとつからと、狭いところから始めて達成感を得ましょう。
●文具入れには、使い終わった電池やペンが大量に…
「いらないものがあるのはわかってるけど、整理するのがおっくうで・・・。でも、自信がついてきたのでやってみました」。
1段だけだから、ペンの試し書きなどをしても時間内に完了。
捨てるのが面倒で、ためていた使用ずみの電池や電球に、サイズが合わないドア用フック、付録の電卓、インクが出ないペンなど、明らかなゴミだけでもけっこうな量に!
【BEFORE】
何が入っているか本人も把握できていませんでした。
【AFTER】
ケースから飛び出すように入っていたものが減り、ものが把握しやすくなりました。
「あと回しにしていた電池や電球の捨て方も、この機会に調べられてよかったです」
筆子's POINT:文具は3年で使いきれる量だけもつ
文房具は消耗品とはいえ、一生かかっても使いきれない量があっても仕方がありません。本当に好きなもの、使いやすいものを少しだけもつ方が、使うときのストレスもありませんよ。