●キャラクターたちの感情に心揺さぶられる
すべての画像を見る(全4枚)ただ、声を吹き込む段階では、まだ完成してないシーンも多々あったため、ソニックの感情をつかむのには想像力が必要だったとか。
「作品内のソニックは本当に表情豊かで、もはや実写と遜色がないほどリアルなキャラクター。だから表情と声の演技が一致するように、『このシーンではきっとソニックはこういう表情をしているんじゃないか』『こういう気持ちになっているんじゃないか』と、自分の想像力を駆使して収録に臨みましたね。本作はソニックの感情がより一層豊かになっているので、その振れ幅を僕自身も楽しんで演じています」
そして本作を語るうえで欠かせないのが、ソニックをはじめとした登場人物たちの間で生まれるさまざまな「友情」です。その友情には、中川さんも演じていてこみ上げてくるものがあったと続けます。
「この作品に出てくるキャラクターは、全員心がまっすぐなので、その間に生まれる関係性もピュアでかわいらしいんです。人間も、人間以外の生き物でも、友情の前には関係ないという想いがすごく繊細に伝わってきて、演じている間も何度も胸を打たれました…。相手を思いやるキャラクターたちの表情やセリフは、子どもだけではなく、大人も引き込まれて十分楽しめると思います」
●自分が許せないことに対して、行動できる人に憧れる
誰に頼まれたわけでもなく、自分自身の意志でグリーンヒルズの街を守り続けるソニック。その行動の原動力となっているのは、「ヒーローになりたい」という強い想いです。そこで、中川さんご自身が抱くヒーロー像とはどんなものなのか伺いました。
「仮に他の人と違う意見であっても、自分が許せないことに対して、行動できる人に憧れますね。僕は小さいときから『自分がやりたいことは曲げない』というタイプの子どもでした。正直、他の人と違うことをするのは勇気が必要ですが、自分が違うと思うことには声をあげることのできる人でありたいと思っています」
8月23日公開予定のインタビュー後編では、中川さんに日頃大切にされていることや、幼少期のお話を伺いました。ぜひお楽しみに!
『ソニック・ザ・ムービー/ソニックVSナックルズ』
8月19日(金) 全国公開
配給:東和ピクチャーズ
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