思いっきり遊べることをコンセプトに、家づくりをした日刊住まいライター。2年前に地元工務店で家を建てた際、リビングにブランコや雲梯(うんてい)、ハンモックを設置しました。フリースベースにはサンドバッグも。2人の息子は大喜びしています。設置するための準備や反省点を紹介。

リビングにブランコ
リビングにブランコやハンモックを設置すると子どもたちは大喜び!
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建てる家のコンセプトは「息子2人が活発に遊べる家」

筆者は、夫婦と息子2人の4人家族。家を建てようとした頃は、息子たちはまだ小さく遊び盛りでした。

せっかく子どもが小さいときに建てる家なので、息子が活発に楽しく遊べる家づくりがしたいなと思い、コンセプトのひとつとしました。そのなかで取り入れたものについて紹介していきます。

 

毎日活躍、梁を利用した「ブランコ」

ブランコ

長い時間を過ごすリビングには、遊びの要素を多く取り入れました。まず紹介するのは、吹き抜けにある梁を利用したブランコです。

このブランコは、ホームセンターで買った木とロープを利用してつくりました。安全性を考慮し引っ張り強度が600㎏のロープを購入。費用は、この材料費だけ。3000円ちょっとです。

子どもたちがリビングにいるときには、いつもこのブランコで遊んでいます。「家の中にブランコがあるなんて、僕たちの家はすごいよね!」と、うれしい反応をしてくれています。

ただのロープでつけているだけなので、取りはずしはとてもお手軽。将来、子どもたちが遊ばなくなっても、簡単に対応できます。たった数千円で、非日常の家づくりを実現。やってよかった!

 

梁の部分

ちなみに、強度に問題がないように、事前に工務店には「梁にブランコをぶら下げたい」と伝えてしておきました。

わが家の場合だと、最大の注意点は、思いっきりこいでも、壁などにぶつからない長さにしたこと。おかげで子どもたちは、思う存分ブランコを楽しんでいます。

 

つり下げ金具を利用した「ハンモックチェア」

ハンモックチェア

リビングにはハンモックチェアも設置しています。

子どもはもちろんですが、大人もテレビを観るときや、読書するときに利用。夜にくつろぐ際にも重宝しています。

設置については、ハンモックチェアをぶら下げるフックさえ用意しておけば可能です。ただし、施工業者にお願いして、設置したい場所に下地を入れておいてもらうことが必要。

ハンモックチェアもブランコとは違った感覚があるので、子どもも楽しく遊んでいます。金具については、耐荷重が120kgあるものを使用しました。

 

工務店が鉄工所に特注してくれた「プチ雲梯」

雲梯

リビングには雲梯もあります。子どもの遊びに、また、自分の筋トレ目的の懸垂のためにつけました。

雲梯は、工務店が鉄工所へ依頼して作成してくれました。費用は7万円程度。

つけたことには満足ですが、3本しかないのであまり雲梯としては利用できていません。本数を多くして、子どもたちも登れるようにハシゴなどがあれば、もっと遊んだだろうと思っています。

子どもはまだ手が届かないので、使うときは筆者が抱っこしてやります。自分の懸垂はというと、あまりやっていません。

用途として、いちばん多いのは洗濯干し。7万円の高い洗濯干しとなりましたが、たまに懸垂もしているので、後悔はしていません。