年を重ねてからの年金生活では、収入も限られるなか、怪我や病気など体の心配も…。そこで今回は、70代のひとり暮らしを豊かに楽しんでいるブロガー・紫苑さんを取材。お金をかけなくても健康に暮らす、毎日の生活ぶりをのぞいてみました。
毎日のケアでスポーツジムいらず
2人のお子さんを育て上げたシングルマザーの紫苑さん。子どもたちが独立後、中古一戸建てを購入して、ひとり年金生活を送っています。月5万円の収入で暮らしていくために、日々の節約を工夫するほか、健康を保つための日課もかかさず、医療費知らずに!
【紫苑さんの1か月の支出リスト】
- <収入>
- 国民年金 49,456円
- <支出>
- 食費(米代を含む) 9,118円
- 水道光熱費 7,746円
- 通信費 7,560円
- 日用品費 1,000円
- 書籍代 1,250円
- 交通費 2,000円
- そのほか 8,000円
- 合計 36,674円
- 貯蓄 12,782円
- 収支 0円
- ※「これからの暮らし」vol.2(2022年5月発売)取材時点の情報です
●毎日の散歩で健康キープ
すべての画像を見る(全8枚)スポーツジムに週2、3回通っていたこともあるそうですが、今は近所の土手の散歩で健康維持。「以前は運動=ジムでするものと思い込んでいましたが、お金をかけなくても体の調子を整えるには十分」
●階段の上り下りで足腰を鍛える
階段をリズミカルに駆け足で上り下りすると、結構な運動に。「お金の不安を抱えていた頃は体を動かそうなんて思いもしなかった。気持ちが前向きになると、自分の健康にも意識が向きますね」
●深呼吸でメンタルケア
口から息を吐いて2秒止める→鼻で吸って2秒止める→ゆっくり口で吐く、を繰り返すのが紫苑さん流の呼吸法。「気持ちがモヤモヤしたときや就寝前に行うと気分がすっきりします」
●隙間時間もツボ押しや握力トレーニングで体調改善
気がついたときに足裏のツボをマッサージ。「冷え性で夏でも手足が冷えることがありましたが、ツボを押すと血行が促進されるためか、症状が改善しました」
100円のハンドグリップで握力トレーニングも。