本日からスタートする月9ドラマ『競争の番人』。主演を務める杏さんに見どころをお聞きしました。
2クール連続で同じ原作者の作品をドラマ化!ひねくれ者と正直者コンビのエンタメ・ミステリー
坂口健太郎さんと杏さんがW主演を務める月9『競争の番人』が、本日7月11日からスタート。原作は、先月まで放送していた月9『元彼の遺言状』の原作者・新川帆立さんの同名小説。同じ原作者の作品を2クール連続で放送するのは、フジテレビでは初めてのことです。
ドラマでは、天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(坂口)と、杏さん演じる、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓が、公正取引委員会(公取委)・第六審査、通称“ダイロク”の職員として奮闘。談合やカルテルなどの不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく、エンタメ・ミステリーです。杏さんは、役づくりのために、髪を20cmもカットしたそう。
「まずは、新しいことを始めるのに、今までお見せしてきた私のイメージを一度なくして、新しい役として観ていただきたくて髪をカットしました。坂口さんとは、映画『オケ老人!』以来、6年ぶりの共演ですが、当時からずっとやわらかい空気をまとっている方。前作では数日の共演でしたが、今作はガッツリお芝居ができて、すごく楽しいです」
●公正取引委員会はまさに“競争の番人”
公取委は、だれもが聞いたことはあるけれど、その実態についてはあまり知られていない行政機関。競争が激しい現代で、不正な手段で利益を生もうと画策する企業の行為を見破り、弱きを助け、強きをくじいてフェアな市場を提供する、まさに“競争の番人”と呼べる存在です。公取委は、企業への立ち入り検査などを行う権利がある一方、警察の捜査令状のような強制的な権力や逮捕権はもっていないため、ダイロクの面々は、“弱小官庁”と卑下することも。
「公正取引委員会という組織にはなじみがありませんでしたし、専門用語のセリフも普段口にすることがないものばかり。でも、この作品に触れたことで、じつは私たちの身近な世界を扱っていることがわかりました。普段目にしている商品は、いろいろな競争を経て価格が決まり世に出されます。そこに不正を起こさせないために公取委があることを知り、視野が広がった気がします」
●企業の不正に立ち向かう小勝負と白熊を応援してください
白熊は、警察官の父に憧れ自らも警察官に。しかし、ある事件で犯人を目前で取り逃がしてしまい、それが問題視されて公取委への異動を命じられます。不本意な異動のうえ、権力をもたない公取委の捜査の障壁にぶつかり、さらに、小勝負の身勝手な行動に振り回されて、新人職員の白熊は、がくぜんとします。
「戸惑ったり、疑問を感じたりする白熊の気持ちは、視聴者の皆さんと同じ目線ですが、ストーリーが進むにつれて公取委で働く意義を見いだしていきます。対照的だけれど、違うアプローチで企業の不正に立ち向かっていく小勝負と白熊を、応援していただけるとうれしいです」
小池栄子さん、大倉孝二さん、加藤清史郎さん、寺島しのぶさんらが演じる、ダイロクの個性的なメンバーのかけ合いも見どころ。ドラマ史上初の公取委を舞台にした本作に、期待が高まるばかりです。
『競争の番人』
7月11日START
毎週月曜 夜9時(第1話は30分拡大)
フジテレビ系 全国ネット放送