家もファサードも、暮らす人によってつくられていくもの

最新の中澤邸の外観
すべての画像を見る(全10枚)

上の写真は、この家に住んで10年目となる今年のものです。ファサードの植栽も、中庭のシンボルツリーも立派に成長してくれています。

設計者や工務店の力を借りて、夢見た家が完成するまでにかかる時間は1年ほど。真新しくてきれいな壁、最新の設備機器、こだわりの素材や趣味の部屋など、一生一代の買い物と言えるでしょう。

しかしながら、引き渡された家はそこが完成ではありません。良質な革製品は使っていくうちに手になじみなんとも言えない光沢が出てきます。暮らす人の個性も現れてくるでしょう。

これから何十年とつき合っていくわが家。10年したらメンテナンス、20年したらリフォームと計画を立てている人もいるでしょう。もしかしたら次の世代にも引き継がれるかもしれません。

リフォームも大事なことですが、季節ごと、次の年の春、毎年を過ごしながら少しづつ変化していく家の姿をきっちりと眺めてみてください。

家も成長していきます。とりわけシンボルツリーや毎年実がなる木など、成長していく植物を植えて、家の経年変化とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。

関連動画

【動画】50代が建てた、家庭菜園のある平屋の家。身近になった四季を楽しむ【動画】住宅実例:広い庭と三角屋根の平屋で、故郷に戻ってのびのび子育て【動画】外ごはんできるテラスと、音楽スタジオがある家