52歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(おばあちゃん)、里子から養子縁組した小1の長男・うーちゃん、里子の4歳の長女・ぽん子ちゃんという家族5人で暮らしています。今回は、子どもたちが新型コロナウイルスに感染。検査の様子や隔離生活についてです。

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子どもたちが高熱!PCR検査の結果は「陽性」でした

4歳の里子のぽん子ちゃんが通う保育園が新型コロナウィルスで休園となるということが何度かありました。保育園が再開して通い始めて数日した朝、ぽん子ちゃんのお熱を測ると38.5℃、目を疑って何度も測ったのですが、38℃を下回りません。
これはえらいことになったと、保育園にお休みの連絡をして小児科に受診の手続きをしました。その日は土曜日だったので幸い、小1のお兄ちゃん・うーちゃんは学校がお休みです。

●PCR検査まで車で待機。元気なぽん子ちゃんの相手は大変です

小児科ではPCR検査をしてくれるということで、12時に医院の駐車場に来るように言われました。検査は駐車場で行うとのことです。ぽん子ちゃんは、お熱があるにも関わらずまったく元気です。
11時50分に医院に到着して電話をしたところ、そのまま車を停めて待つように言われました。ブドウのジュースを自動販売機で買って、お医者さんを待ちます。すると、隣の車も検査待ちのようで、そんな車が数台ありました。

 

ブランコで遊びたいと叫ぶぽん子
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ところが、時間を過ぎても一向にお医者さんが現れず30分くらい待っていました。ぽん子ちゃんは通常通りに元気で、医院の向こうにある小さな神社のブランコを見つけてそれで遊びたいと叫びます。こっちが参ってしまう。医院に電話して、呼んでもらえればすぐに戻るから神社で遊んでいてもいいですかと聞いてみました。車でそのまま待っているようにという指示でした。

それから20分くらいしてようやく医院の玄関にビニールの雨具のような服にフェイスガード、ビニールの手袋をしたお医者さんと看護師さんが現れました。
最初に医院の真ん前に駐車している車で検査しているようでした。その検査がまた非常に長くて、何度も医院と駐車場を往復していました。その車には10分以上かかっていました。検査が終わるとまた医院に戻って道具を置いたり取り出したりして時間がかかりました。

次に、僕らの隣の車の検査でした。どうやら唾液による検査のようで、唾液が必要な量が溜まるまで時間がかかっているようでした。ずいぶん待っていました。

●検査で大泣きのぽん子ちゃん。結果はやはり…?

ようやくぽん子ちゃんの順番になりました。ぽん子ちゃんは4歳なので唾液ではなく、鼻に綿棒を突っ込む方式です。車の窓をあけてぽん子ちゃんの顔を先生の方に向けて僕が体を押さえました。

 

鼻に綿棒を突っ込まれるぽん子

検査は一瞬ですみましたが、ぽん子ちゃんは大泣きに泣いて「はなにずぼってされた」と何度も言いました。

説明によると翌日の夕方に結果を保健所から電話で教えてもらえるとのことでした。ぽん子ちゃんの検査はリアルに1分で終わったので、段取りとして先にやってもらえなかったかなと思いました。とにかく待つことにほとほと疲れました。

翌日曜日の夕方、保健所から電話があり、ぽんこちゃんは「陽性」でした。
僕もおばあちゃんも普段、ぽん子ちゃんが一口かじったパンなどバクバク食べています。ひそひそ話を耳元でするし、寝るときは長座布団の枕を縦長に折って一緒に頭を載せています。顔と顔が真横になるような抱っこもするし、吐息を直で吸うような状態です。うーちゃんも取っ組み合って遊ぶし、ママもぽん子ちゃんと相撲を取ります。家族全員超濃厚接触状態です。