1階にはベッドルームも!床を下げているため、落ち着いた雰囲気に
すべての画像を見る(全16枚)寝室の床を掘り下げたことで、上階のリビングとの間に生まれた段差から1階を見下ろす田中さん。
「スキップフロアならではのおもしろさ! 視線が抜けると、広がりも感じられますね」(田中さん)
地面より60㎝床が低いため、こもり感を味わえる落ち着いた雰囲気の寝室。庭に面した窓からは、樹木を下から眺められるのもユニーク!
バーベキューもできる!テラスのある3階は、第2のリビング
一方、3階には眺めがよく、バーベキューも楽しめる広いテラスを設置。
「敷地を見に来たとき、近くに小さな森や大きなケヤキがあり、住宅に囲まれているけれど上部にテラスを設ければ視線が抜け、周囲の緑が眺められると予測できたので購入を決めました。マンションは眺めがよかったので、その快適さは失いたくなくて」(君塚さん)
「塀があるから座ると外からは見えなくて、めっちゃ気持ちいい。広くてゆったり過ごせる、ぜいたくな空間でした」(田中さん)
3階には、グラフィックデザイナーである妻のデスクと収納をつくりつけた部屋も。3つの天窓が設けられ、開放的な空間に。手前側にはテレビが設置されており、テラスとつながる第2のリビングとしても機能します。
四季を感じられる小さな庭。緑を眺めてバスタイムを満喫
シンボルツリーとしてジューンベリーを植えた庭。冬は落葉して日差しを届け、夏は葉が茂って日差しをさえぎってくれます。「下から見た紅葉もきれい」と田中さん。春には実がたっぷり実り、ジューンベリー酒をつくるそう。
ガラスで仕切られたオープンな洗面&浴室。窓の外には塀で囲まれた庭があり、緑を眺めながら入浴できます。
間取り図
1階には寝室とサニタリー、ビルトインガレージを配置。寝室を掘り下げ、その上に1.5階となるリビングを配して、スキップフロアにより2階DKや子ども部屋とつなげています。3階東側には広いテラスを設置。最小限の柱や壁で強度を確保できるSE構法を採用し、大空間を実現。
※情報は「住まいの設計2022年2月号」取材時のものです
●お知らせ
田中さんが住宅雑誌『住まいの設計』で2018年から連載している「家好き芸人 アンガールズ・田中が行く!建築家の自邸探訪」が、1冊の本になりました。これまで田中さんが訪ねた個性豊かな20軒のお宅を掲載。加えて、田中さんの素顔に迫る新規記事も充実しています。