がんばってダイエットしているはずなのに、なかなか効果がでないと感じている方も多いのでは? 料理研究家でダイエットカウンセラーのおにゃさんによると、ダイエット食材の選び方が違っている可能性があるといいます。そこで、今回はおにゃさんにダイエット食材の正しい選び方について教えてもらいました。
ダイエット中のじつは違った「やせ食材」
テレビや雑誌などで「ダイエットにはコレ!」「これがやせる!」と紹介していたので商品を買ってきたけれど、「全然やせない…」。そんなことはありませんか? じつはそういった場合、食材の選び方に問題がある場合が多いです。
よかれと思って買ってきたのに、効果が発揮できないのはとても残念。そこで、今回はよくある間違いと正しい選び方についてご紹介します。
●ダイエット食材1:魚の缶詰
サバやイワシなど、一時期流行った魚の缶詰。
とくにサバはEPAという成分(不飽和脂肪酸)が悪玉コレステロール値を下げて善玉コレステロールを増やすことで、血中の中性脂肪の減少や、血液をサラサラにする効果などがあるとして話題になりましたよね。ブーム時にはサバの缶詰がスーパーの陳列棚から消えて、いつも売り切れといったことも。
すべての画像を見る(全5枚)わが家もサバの缶詰は常にストックしていて、忙しいときの昼食や冷蔵庫になにもない! といったピンチのときにも活用していますし、私が主宰するダイエットプログラムにいるメンバーの皆さんにもおすすめしています。
しかし、ここに意外な落とし穴があるんです!
魚の缶詰は、「水煮(有塩)、(無塩)」「みそ味」「しょうゆ味」。そのほかにも「トマトソース味」、「オリーブオイル漬け」などがありますが、私がおすすめしているのは、「水煮」です。
味つけされているものは味つけが濃いめなものが多いので、魚だけを食べることが難しく、白米がどんどん進んでしまいます…! また、お酒を飲んでいたら、お酒も進んでしまう可能性も…。
味つけされた缶詰の調味料のなかには、砂糖やみりんのほか、果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖といった糖類も含まれているので糖質も高く、ダイエットや健康に不向きな一面もあります。
一方、水煮の場合は原材料が魚と塩だけ。無塩なら魚だけです。せっかくなら、より効果を感じられるものがいいですよね。
もし水煮が苦手と感じる場合は、みそやしょうゆで味つけするのがおすすめです。甘みが欲しい場合は、みりんを加えてみるとよいですよ。