●3.手持ちの服をしっかり着る
すべての画像を見る(全6枚)新しい服を買う前に、手持ちの服をしっかり着る、というルールをつくってみましょう。「買うなら、まず着てから」と決めるのです。
それぞれの服を最低30回は着る、持っている服はすべて1度は袖を通すといったルールを決めてチャレンジするのはどうでしょうか? 2番で作ることをおすすめした、所持している服のログに、着用回数もメモするといいでしょう。
「手持ちの服を最低1回は着る」というのは、服の数が多い人には、意外に難しいタスクです。昔、まだ服をたくさん持っていたとき、私も、手持ちの服をすべて着るチャレンジをしたことがあります。
このときどうしても着ることができない服がありました。ピンク色で、胸にラインストーンの花と蝶の飾りがついたTシャツ(母親がくれたもの)や、スカートなどです。ふだんの自分と遠くかけ離れた服は、試着する気にすらなれません。こういった服は、どんどん手放してください。
●4.価格より価値を重要視する
福袋やバーゲンで服が増えてしまうのは、価格を重要視してしまうからです。昔、ガラクタをたくさん持っていた頃の私は、福袋もバーゲンも大好きでした。
「定価だと3万円相当のトップスが何着か入っている、5600円の福袋」なんて商品を嬉々として買っていたのです。このときの私は、「福袋はお得だ。いろいろな服を安く買えるんだもの」と考えていました。
かつての私のように、安さを最優先していると、「安いけれど、自分はあまり活用できない服」が増えます。値段ではなく、価値に意識を向けてください。その福袋に入っている服から、どれだけ自分が価値を得ることができるか考えるのです。
福袋は中身を選べませんから、着ない色やデザインの商品が入っていたら、全く価値を引き出せません。「自分が着ない服はフリマアプリで売ればいい」という人もいますが、そんな手間をかけるぐらいなら、最初から、定価で、自分が必ず着ると思う服を買ったほうがいいですよね。
私たちは、値段が安いものが好きで、そういう商品を追い求めがちです。しかし、必ず価値を得られるものを買うことを心がければ、着ない服は今よりずいぶん減るでしょう。
新しい服を買うのは楽しいものですが、服は着てこそのもの。ちゃんと活用できる服を入手して、自分らしいおしゃれを楽しんでください。