好みのランドセルを手に入れるため、小学校に入学する1年以上前から情報を集めて比較検討し、展示会へ行ったり予約したり…という「ラン活」が話題になっています。2~3万円程度から、高いものだと10万円を超えるものも。
そんなランドセル、6年間使ったあとは、どうしたらよいのでしょうか。
片づけサポート事業も行う、ライフオーガナイザーの森下純子さんに、ランドセルの片づけ方法について伺いました。
使わなくなった子どものランドセルを、おしゃれな小銭入れにリメイク!
気に入ったものを苦労して手に入れて、子どもが愛用したランドセル。
「小学校を卒業したらどうしたらいいでしょうか?」と片づけ現場でもよく聞かれます。
そのまま保管しておいても場所をとるし、かといって、思い出がつまっているランドセルを捨てるのは抵抗がありますよね。
今回は、使い古しのランドセルをリメイクした実例を紹介します。
●ランドセルをお財布にリメイクしました!
最近はランドセルをお財布やペンケースなどにリメイクしてくれるお店が、探すとたくさんあります。
ランドセルは高価な革を使っている場合が多いので、やはり頼むなら革を知っている職人さんがいるお店が安心。
伊藤鞄製作所は「日本の誇るMADE IN JAPANを東京でつくる」という理念のもと、製造販売だけでなくアフターケアにも力を注いでいるお店。
自社ブランドの商品だけでなく
というサービスを行っていて、こちらに頼むと約2か月でリメイクが完成します。
完成までは、以下のような流れに。
まずはサイトに申し込み。ランドセルを送り、革の状態を見てつくるアイテムを決めていきます。
今回は、同じアイテムを複数お願いしたので、「ステッチの色を変えたらいいですよね!」とか、「名入れはどうしますか?」などアイデアを出してくれました。
●ランドセルをリメイクしたおしゃれな小銭入れが完成!
そして2か月後、ランドセルが小銭入れに変身して戻ってきました。完成した写真はこちら!
小銭入れが3つできました。親子で持ったり、ランドセルを購入してくれた祖父母にプレゼントしても喜ばれますよね。
大切にしてきたものだからこそ、別の形となって、またよみがえるのは本当にうれしいものです。
革の専門店だけあって、ステッチや中の仕切りの色を変えたり、こだわったつくりもできます。
なお革の傷み具合で、つくることができる小物の量は決まってくるそうです。
必要としている人のために寄付することもできます!
使わなくなったものを再利用し、海外支援などに役立てている団体に寄付するといった方法もあります。
以前、私も
「ワールドギフト」に使わなくなった子どものピアニカを寄付したことがあります。こちらでもランドセルの取り扱いがあります。
使わなくなったランドセルを納戸の奥にしまっておくより、再利用することで、暮らしが楽しくなったり、だれかの役に立ったり。そんなランドセルの利用方法、ぜひ試してみてください。