これまで数多くの節約達人の家を取材してきたESSE。お金を貯めるためには、食費はもちろん、外食費や日用雑費など、暮らし全体のお金の流れを整えるといいことがわかりました。
さらに、長い時間を過ごすキッチンの収納や使い方を見直すことが、節約や貯金に大きく貢献します。
インスタグラムに投稿する、毎日の気取らないおうちご飯やお弁当が人気のMAYAさん宅のキッチンは、一度見たら記憶に残る厨房風。
たまに外食はするものの、基本は自炊だそう。子ども3人の食事以外に、単身赴任中の夫用に冷凍弁当もつくって、食費は月6万円。年間貯蓄は100万円といいます。
「キッチンは、子どもたちも使うので、収納もシンプルにしました。調理道具も見せる収納。子どもが雑に扱っても丈夫で、気取らないものを取りそろえています」とMAYAさん。
食材やガス、電気の使いかたにムダがなく、かつ、自然に自炊をしたくなる仕組みづくりで、出費を大きく抑えられます。詳しく伺いました。
これがお金の貯まるキッチン!道具は効率と節約を兼ねるものをもつ
毎日なにげなく使っている道具にも、節約や家事の効率化につながるヒントが。
●水分が多い料理は熱伝導率がいいアルミ鍋を使う
熱が伝わりやすいアルミ製の鍋は、短時間でも調理が可能なうえ、ガス代の節約にもつながって一石二鳥。
「軽くて使い勝手がいいので、煮たりゆでたりは基本的にアルミ鍋で。料理によって大きさを使い分けています」
●割高なひき肉は買わず、フードプロセッサーでミンチに
「家の近くのスーパーでは、鶏ひき肉がとても割高。ガパオやつくねをつくるときは、必ず自宅でひき肉をつくります」
豚肉も好みの部位を買ってきて、ミンチにすることもあるそう。
●菜箸はたくさん用意して、いちいち洗わない
水道代の節約のためには、洗い物はまとめてする方がベター。
「いちいち洗わなくてすむように、菜箸は100円ショップなどで購入したものをたくさん用意。調理中もサッと取り出せます」
●包丁は研いで長く使う
「実家で使っていた種子島産の包丁の切れ味がとてもよくって、これ以上の包丁はないとほれ込み、私も取り寄せました。刃は、義理の兄に研いでもらって、長年大切に使っています」
●プチプラでも、使い込んで味が出るものは大切に使う
安くていいものを探すのが好きなMAYAさん。この計量カップもそのひとつ。
「安い=壊れやすい、と思いがちですが、丈夫ですてきなデザインのものもたくさんあります。使い込んでいるうちに、いい味が出てきました」
ESSE8月号では、MAYAさんのお金が貯まるキッチンのヒミツを紹介。また、お金を貯めている達人たちのキッチンにも迫っています。ぜひチェックしてみてください。