家の入り口である玄関。なるべくごちゃつかずにすっきりとさせたいものですが、住む年数が長くなればなるほど、余計なものが占拠していたり、靴があふれていたりしがちな場所でもあります。
そこで、自身もアラフィフ世代で整理収納アドバイザーの小林志保さんに、50代から見直したい、玄関のあり方と靴箱をすっきりさせる方法を教えてもらいました。
余計なものがなく、すっきりと心地よい玄関のつくり方
玄関はすっきりしておいた方がいい、と思いつつも、年齢を重ねてくると、人によっては物置化し、本来の広さよりも狭くなってしまっている場合も少なくありません。
今回は、玄関をすっきりと保つコツや、靴の数を無理なく厳選する方法、取り出しやすくしまいやすい靴の収納方法について、元・片づけられない人間である私の体験談とともにご紹介したいと思います。
●玄関に余計なものは置かない
すっきりとした玄関にするにはまずは、余計なものは置かないことをおすすめします。コロナ禍で来客が少ないとはいえ、宅配便やご近所さんなど玄関まで人が入ることはありますし、毎日使う自分自身や家族にとっても、ドアを開けた瞬間サアッと風の音が聞こえそうな玄関の方が気持ちよく感じるのではないでしょうか。
わが家では、玄関マットは敷かず、買い物などの荷物も置いたままにしないなどを常に意識をして風通しのよい玄関を目指しています。
●玄関に靴が出しっぱなしの理由を考える
外から帰ってきたときに脱いだ靴を靴箱へ入れることができれば、常になにもない状態の理想の玄関になるはず。だけど実際には、自分はできても家族ができないという場合も。そんなときは、せめて出しっぱなしにする靴は1人1足までとします。
それ以上の数をしまうことができない場合は、靴箱に入るスペースがなかったり、しまうのが面倒、などの理由が見えてきます。
・靴の量が多すぎる
・靴箱が「出しやすく戻しやすい」仕組みになっていない
どちらかに当てはまるようであれば、ぜひ靴箱の中を見直し、仕組みを変えることをおすすめします。
玄関・靴箱の片づけは「全部出す」が成功のコツ
具体的な片づけ方法は、まず片づけの基本でもある「全部出す」ことから始めます。全部出すことで、靴の状態もわかりますし、靴の取捨選択や収納の改善もしやすくなります。
靴箱の中や下の隙間などにあるものをすべて出し、ひとつひとつの靴と対話するようにチェックしてみてください。購入したときや、その靴を履いて出かけたときのシチュエーションが思い出せなければ、手放しどきの合図かもしれません。