●同じような形、色の靴が複数ある場合は厳選して
すべての画像を見る(全10枚)人の好みには偏りがあるので、意識せずに購入すると同じような靴を買ってしまうことがあります。
似たような色・形の靴が複数あれば、その中から厳選し、何年も履いていないもの、劣化しているもの、今の暮らしに合わないものなど、数点だけでも減らしてみます。自分の買い物のくせを知ると、次に購入するときに「そういえば同じような靴を持っていたな」と衝動買いの軽減にもなります。
●何年も履いていない靴に要注意
しまっていた靴の中にありがちなのが「たまにしか履かないけど必要だから何年も持っている靴」です。例えば冠婚葬祭用のパンプスなど。じつはこれが要注意。
私自身の体験ですが、親戚一同が集まる行事の際に、2年ほど新品同様で保管していたパンプスを履いて出かけました。ところが式の途中で靴底に違和感があり、気づけばペロンと靴底が剥がれてしまったのです。
靴はきちんと管理や手入れをして保管しないと、置いておくだけでも劣化します。
置いているだけで寿命が減るのはもったいないので、どんどん履いて出かけましょう。履かない靴を何足も大事に抱えている場合も、靴の劣化を知ることで「そろそろ手放そうかな?」と考えるきっかけになると思います。
●それでもどうしても手放せなかった靴との向き合い方
・思い出の靴
劣化していてもなかなか手放せない靴もあります。それは、思い出の靴。
私の場合は、独身の頃によく履いていたショートブーツでした。社会人になって初めて自分で稼いだお金で購入したもので、数年間はメンテナンスをお願いしながら履いていましたが、結婚後20年間、ほとんど履く機会がなく、目に見えて傷んでいるものの手放せずに置いたままになっていました。
ですが、靴箱から出してきちんと向き合ってみると、気持ちに区切りをつけて手放すことができました。今手放せなくても、数年間もの時間が経てば、手放す気持ちに切り替わる場合もあるので、ときどき、全出ししてチェックするとよいですね。
・気に入って買ったのに履いていない靴
このスニーカーはネットで見て、「かわいい! これ欲しい」と、私が突発的に購入してしまったもの。見た目が大好きでお気に入り。だけどこのスニーカーを履いて出かけた記憶がほとんどないのです。そんなときは履かない理由を明確にしてみます。
例えば、
・脱ぎ履きがしにくい
・足首が痛くなってしまう
・持ってる洋服と合わない
など。
いつか履こうと思いながら、結局は何年も出番がないこのスニーカーとの思い出はほとんどなく、ただ見た目が好きなだけでした。ほかにも、スタイルをよく見せたくて足のつらさを我慢して履いていたヒールの高い靴も手放しました。50歳を目前にした今、我慢や無理をすること自体も手放そうと考えたからです。
「なぜ履かなかったのか?」その理由が分れば手放すことは簡単です。「私は今後も履かない」そう思えた靴は手放していきましょう。