長い時間マスクを着けて過ごしていると、耳の上や裏側の耳ヒモが触れる部分がヒリヒリ、ジンジンする…。“マスクで耳が痛い問題”、悩ましいですよね。
ここではライターの高木沙織さんが、「耳が痛くならない」と言われる「マスクバンド」の使い心地をレポートしてくれました。
スリーコインズの「マスクバンド」の感想と使い心地
使い慣れた不織布マスクで耳が痛くなりにくい方法を探していると、「マスクバンド」という言葉が目に入りました。
「耳が痛くならない」と言われているこちらを、さっそく試してみることに。
今回使ってみたのは、300円ショップ『3COINS』の「マスクバンド」です(330円・税込み)。
不織布マスクの耳ヒモにひっかけて使用するシリコン製のバンドです。
マスクを着けるときって、耳ヒモを直接耳に引っかけるので肌に触れる部分に圧がかかったり、擦れたりしてしまうんですよね。ですが、マスクバンドを使うことで、その耳ヒモを“耳にひっかけることなく”マスクを装着できるそうです。
それなら耳が痛くなることもなさそう! だけど、着け心地は窮屈じゃないの? 見た目的にはどうなの?
●ゆとりができて耳ヒモの存在感が薄れた!
まずは、マスクの耳ヒモを片側のフックにひっかけます。
耳ヒモがひっかかりやすい形状になっているので、簡単。そして外れにくいです。
次に、いつものようにマスクを装着したらベルトをうしろへ。
後頭部をグルッと渡します。
マスクバンドを軽く引っぱりながら反対側に持っていくと、逆サイドの耳ヒモにひっかけやすかったです。
※耳がすでに痛くなってしまっている方は、気をつけながら行ってください。
逆サイドの耳ヒモを指でつまみ、反対側のフックをひっかけたら装着完了です。
これは確かに耳ヒモが耳に触れにくい!
耳の上部には少し…ですが、食い込む感じはありません。
耳ヒモの存在感が薄れました。
横からはいつもと変わらない見た目ですよね。
うしろはこう。バンドの色が黒なので、思っていたよりは目立たないかなと。
ちなみに、ちょっと裏技を使っていることにお気づきですか?
ハーフアップにまとめたゴムの上にバンドがかかるようにしているのです。
というのも、マスクバンドの位置が下がれば下がるほど耳ヒモが耳の上部に触れやすくなり、気になったからです。
なので、耳の上部が痛くなりやすい方は、高い位置にくるように調節するとよさそう。
このヘアゴムにひっかける作戦は、マスクバンドが下がりにくく、ずれにくいので結構気に入っています。
●顔の大きさに合わせて調整可能
ちなみに、マスクバンドは顔の大きさに合わせて4段階でヒモをかける位置を調節できるので、これ! というサイズ感を探ってみてくださいね。
この日は半日ほどマスクにマスクバンドを着けて過ごしたのですが、窮屈さや引っぱられている感じはほぼ気にならないレベル。耳が痛くなることもなく、ストレスフリーでした。
鏡を見ずに装着するのが難しいことを除けば、いい買い物だったと思います。
シリコン製なので、汚れたら洗えますしね。
●ウレタンマスクでの使い心地は?
最後に、ウレタンマスクで試してみた感想を。マスク全体が後方に引き伸ばされてしまって、顔にピタッとはりつく感がありました。
不織布マスクは、耳ヒモとマスク部分が別。ゴムの耳ヒモがマスクに接着されているのに対して、ウレタンマスクは境目がないからなのでしょうか。ですが、ウレタンマスクは耳にかける部分もやわらかく、面積も広いので、もともと不織布マスクに比べると痛くなりにくいので、そのまま使った方がいいかもしれません。
使用可能なマスクの種類については注意書きになかったので、個人の判断で…ということかもしれません。
“マスクで耳が痛い問題”にお悩みの方は、マスクバンドをチェックしてみてはいかがでしょうか。