●モラハラ夫と息子にべったりの義母。「いい嫁キャンペーン」をやめてみた

――モラハラ夫となるタイプは、生活費に関しての経済観念が乏しい方が多いように感じます。自分の飲み代は棚に上げて、maronさんや娘さんたちの食べているアイスやイチゴの価格について嫌味を言ってきたり、わざと言っているというよりは本当に理解していないようにも見えます。これはやはり、お義母さんの影響が大きいのでしょうか。
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お金の使い方や歪んだ物の価値は、おっしゃる通り義母の影響が強いと思います。

義母は典型的な過保護タイプ。夫が小さな頃から、転ぶ前に手と足と口を出しまくりケガをしないようにしてきたようです。甘やかされた夫は実家に住んでいたときは、家に1円も入れていませんでした。

でもモラハラ夫の経済観念の欠如はこれだけが原因ではありません。

「自分が優位でいる」ためには手段を選ばない彼らは、小さな出来事を100倍くらいにして相手を責め立てるのです。1本30円のアイスも特売のイチゴも、モラハラ夫が妻を責める手段にすぎません。彼らはなんだっていいんです。

ちなみに地獄の二世帯住宅を建てるときも、ローンの組み方が非常にダイナミックでしたね。

明らかに無理な返済計画を立て、最後には「なんとかなるさ!」と義家族だけで盛り上がっていました。

――お義母さんといえば、「主婦として失格」「嫁として失格」「母として失格」の3大ダメ出しのセリフも印象に残っています。正直なところ「それあなたが言うんかい!」としか言いようがないです(笑)。いつ頃からお義母さんに言い返せるようになったのでしょうか。

これはハッキリと覚えています。
2018年2月、私は義母から3大ダメ出しセリフを言われ、一睡もできずに朝を迎えようとしていました。
スマホ片手に「義母 無理」「義母 撃退」「嫁姑問題」などのワードでひたすら検索していると、あるツイッターアカウントが目に飛び込んできました。私と同じく、義両親と敷地内同居している方が、義母への愚痴をツイートしていたんです。
「これはストレス発散になる!」と即アカウントをつくりました。

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この日を境に義母との関係、いわゆる「いい嫁キャンペーン」は終了しました。

そして少しずつですが「お義母さん、それはおかしいです」と物申せるように。「お義母さん、次のお嫁さん見つけておいてくださいね」くらいは言い返せるようになりましたね(笑)。

――これまで最もやられて(言われて)度肝を抜かれた言動とは? 夫、義母それぞれで聞かせてください。

私個人に向けられた言葉はなんとか我慢できるのですが、私の近しい人物に対しての言動は許せません。
夫が実父の写真を見て「このじいさんだれ?」と発言したこと、実母が体調を崩して入院した際に「そんなに心配しているように見えないけどw」と言われたこと。人の心を持っていないのでは? と疑いたくなりました。

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義母に関しては、男尊女卑関係の言動に驚かされます。

私の娘に対して「女に学歴はいらない、中学を出たら働けばいい」と言ってきたときには、さすがにブチ切れました。それで終わらず、嫁に反発されて悔しかったのか、後日、私の実家に電話を入れてきました。

「お宅の娘さんは、ウチの息子(夫)より娘を大事にするんです。女に学歴は不要です」と。

延々1時間以上説教を続け、さすがの実母も「いい加減にしてほしい」とボヤいていたほどでした(笑)。

そして夫&義母共通の言動で「あ然」とさせられるものがあります。

「義両親の介護は長男の嫁である私がやって当たり前」という主張です。夫には何度も「あなたの両親の面倒はみない、自分でなんとかして」と言っているのですが、「え? なんで?」と寝ぼけた返事が返ってきます。