●家事ノートのいいこと(3) 買いものに悩む時間が減った
家事ノートには、買ったものの記録もつけています。
わかりやすい例としては器や収納ボックスです。久しぶりに使う器が、レンジや食洗機に対応しているのかわからなくなったことはありませんか? また、収納ボックスを使っていて同じものを買いたしたいけれど、どこで買ったのかわからなくなることは?
買ったものの記録をつけると、こうした情報を「調べる」時間が消えます。
すべての画像を見る(全12枚)以前はイラストと文字で記録していました。同じ様式でつくるととても見やすいのです。
ただ、子どもたちとの生活でノートをつくる時間がぐっと減ってしまったので、今はスマートフォンも活用しています。
写真を撮ったり、ネットショッピングの商品ページのスクリーンショットを撮ったりして情報を保存します。
LINEを使っている方なら、自分ひとりだけをメンバーとして追加したグループをつくるととても便利ですよ。私は「買いものハンドブック」と名づけたグループをつくっていて、このグループのアルバムに、買ったものログを保存しています。
また、いつも使っている消耗品の写真を入れておくのも便利です。
スマホ版家事ノートがあれば、お店ですぐに情報が引き出せるので出先でも困りません。もちろん手書きでつくりたい人は、スクリーンショットの代わりに手書きノートの写真を撮って保存しておくのもいいでしょう。
●家事ノートはいつでもつくり直せる。だから、まずは気軽につくってみよう
家事ノートの詳しいつくり方は、私のブログや書籍で紹介しています。
ただ、伝えておきたいこと大切なことがあります。本やブログで紹介しているやり方は「子どもが生まれる前~ほとんど寝たままの新生児時代」に「手書きノートが好きだったときの私」がやっていたものです。
ライフスタイルや環境が違えば、つくり方も変わってきます。
実際、子どもに手がかかるようになってから、少しずつやり方を変えてきました。大切なことは、家事の情報を記録して、無駄時間をなくすことです。家事ノートの目的は、きれいなノートづくりでも、がんばって継続することでもありません。
これが挫折につながるポイントなので、同じようにつくろうとせず、どうか、自分目線でやりやすいように情報を記録してみてください。
私自身のノートも、大学時代から形ややり方を変え、10年近い時間をかけて、ようやく「スケジュール」と「ログ」という、ベースの書き方ができあがりました。失敗や挫折は恥ずかしいことではありません。もっと使いやすいものをつくるための、大切なステップであり、ノートや暮らしを育てるための、大きなチャンスです。
家事ノートは何度でもつくり直せます。いつからでもやり直せます。もし興味がある方はこの春から、少しずつ始めてみてはいかがでしょうか?
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暮らしが整い、どんどん回り出す! 決定版! 魔法の家事ノート』(扶桑社刊)では、これらのノート術がまとめられて、とじ込み式の家事ノートつもついているので、ぜひチェックしてみてください。