いろんな節約方法を駆使しても貯まらない人。年収が減っても貯まる人。その差はどこに? 今回は、年100万円の貯蓄を実現している貯め上手な人の1日に密着。貯まる習慣を探ってみました。
消費経済ジャーナリスト・松崎のり子さんと、風水&家相の第一人者・Dr.コパさんにも、貯まるポイントをチェックしてもらいます!

平日はルーティン化がコツ。お金が貯まる生活習慣

フルタイムで勤務するSさん(仮名)は、夫と長男の3人家族。昨春に勤務形態を変えたところに夫が転職。年収が200万円ダウンしたにもかかわらず、年100万円の貯蓄を続けています。

<Sさん(仮名・36歳・神奈川県)のプロフィール>

夫(36歳)、長男(7歳)の3人家族。看護師として老人ホームに勤務。貯蓄の目標は、住宅ローンの繰り上げ返済と教育費、老後資金。年間貯蓄100万円。年収700万円。

特別な節約はせず、心がけているのは「ものをあまりもたずに、すっきりと片づいた家で暮らすこと」。佐藤さんの平日の過ごし方を紹介します。

●<5:00>早めに起床し、部屋の空気を入れ換える

毎朝、Sさんがいちばんに起きてカーテンをあけ、外の空気を部屋へ。「新鮮な空気が気持ちよく、『今日もがんばろう!』と思えます」

<Dr.コパさん>

寝ている間に、家は不運や不幸をためがち。だから、朝、窓をあけて空気を入れ換えるのはすごくいいこと。毎朝実行して運を呼び寄せて。

●<5:30>子どもの身支度は夫にまかせる

親子とランドセル
子どもの身支度は夫にまかせる
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Sさんが朝食とお弁当を用意している間に、夫が子どもの世話をするのが赤ちゃんのときからの習慣。「小学生になった今は、子どもの学校の準備を手伝ってくれています」

<松崎のり子さん>

子どもとよく話す夫は子どもの要望を感じ取りやすく、「教育費を貯めておかなくては」と考える方向に。夫婦で協力して貯蓄できるようになります。

●<6:00>朝食は簡単なものでパッとすませる

シリアル朝食

朝食は、シリアルとヨーグルトで簡単に。「家族それぞれが自分で用意できるから、余計な手間がかかりません!」。終わったら、各自が食器を食洗機に片づけます。

コーヒーを淹れるのは夫の役割です。

●<7:00>夫婦のお弁当と、家族3人分の水筒を準備

お弁当箱

夫婦のお弁当とお茶、給食がある子どもにはお茶を用意。「夫は高血圧、私も体重を落としたいので、前夜の残りおかずに野菜をたっぷり加え、簡単&ヘルシーを心がけています」

<松崎のり子さん>

半端に残った野菜を有効に活用できるのがお弁当。家にあるものを使いきる習慣がつき、ランチ代も浮かせるので、食費節約につながっています。

●<7:00>朝勉強で、学習する習慣を身につける

男児勉強する

朝食後、子どもは学校に行くまで勉強の時間。「勉強はわからなくなるとやる気がなくなるから、小さいうちから習慣づけてあげたくて。タブレットで、楽しんで勉強しています」

<松崎のり子さん>

いちばん頭がスッキリしている朝に勉強を習慣づけると、勉強がはかどるのはもちろん、夜ダラダラとムダな電気代を使わなくていいのも◎。

●<8:00>出社前に必ずリビング・ダイニングとキッチンをリセット!

ダイニングテーブル

食後に食器を食洗機に入れたら、シンクをスポンジで洗って丁寧に掃除。「帰宅したときキッチンがきれいだと、調理のテンションが上がります。疲れていても、外食しなくなりました」

ロボット掃除機と食洗器をセットすれば帰宅後がラク!

<Dr.コパさん>

ムダづかいの運気は床に落ちているから、床掃除はとても大事。実際、貯めている人は、みんな床を水ふきしています。ときどき、自分でふくと運気はさらにアップ。