日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。
イラストレーターのオヨネさんもかつて、その1人でした。
今回は、コミュニケーションのために会話を増やそうとしたお話です。

レス解決のため「会話を増やそう月間」や「ノーゲームDAY」を設定!その結果は…

妊活を始めるにあたり、セックスがレスで日々悩んでいる私。

ゲームをする男性とそれを見る女性
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うまくいかない毎日が続き、深刻に悩んでいる自分とはうらはらにのんびりなにも考えず(少なくとも私の目にはそう見える)過ごすメガネ(夫)。

それに勝手に腹を立て、夫婦の間柄もぎくしゃく。

 

これではいけない。

改善を試みようとコミュニケーションを取るべく、「会話を増やそう月間」や「ノーゲームDAY」をスタートしました。

 

もともと私たち夫婦は、あまり会話をしなくても同じ空間で違うことをお互いのんびりするのが心地いい関係でした。

ゲームをする男性と絵を描く女性

ゲームをする夫の横で動画を見たりお絵描きをしたりする私。

たまにどちらかがお茶やコーヒーをいれたりして、いい意味での「空気のような存在」な夫婦でした。

 

しかしいざ妊活! となると、空気のようにまったり過ごしていたら、なにもないままどんどん月日が流れて行ってしまいます。

スマホを眺める女性

「セックスレスの改善」などで検索すると、「夫婦で会話をしましょう」「大事なのは夫婦でたくさん会話をし、コミュニケーションをとることです」という記事がたくさん目に入りました。

●会話を増やそうキャンペーン開催!

なんにでもすがりたかった私は、「会話を増やそう月間」を設定。メガネ(夫)に週7でゲームをするのを週6にしてもらい、1日は一緒に飲んだり喋ったり同じことをしたりしてコミュニケーションをとろう! という、その名も『ノーゲームDAY』を開催しました。

コミュニケーションキャンペーン

しかしやれ「会話を増やそう月間」だよ、さぁなにをしゃべろうか、となっても、もともとそんなに話さない彼といきなり会話が増えることもなく…(わたしが一方的に喋ってることが多々)。

眠る男性と眺める女性

さらに「ノーゲームDAY」となると、ほかにやることがないのか速攻で寝てしまうメガネ(夫)。

 

おい、あるだろ! やることが!

 

いい加減目を覚ませ…!

 

日々のコミュニケーションの取り方がわからない二人にはこのキャンペーンはハードルがとても高く、そして問題は1ミリも改善もしないままキャンペーンは終了しました。

●二人の問題なのに、自分ばかり一生懸命なのが悲しい

結婚式

自分たちの結婚式で、当時勤めていた会社の上司にスピーチをして頂きましたが、「夫婦円満の秘訣はたくさん会話をすることよ」とおっしゃっていました。

 

妊活をしていた当時と比べて少しは増えたものの、子どもができた今でも相変わらず会話があまりないので、いまだにどう改善していいかわからない問題です。

 

子どもが大きくなり自立した後も二人でやっていけるんだろうか…と未来の心配もしたりしなかったり。

 

夫婦間の雰囲気のよさを改善しようと努力しましたがうまくいかず、もちろん夫婦生活の方も改善することはありませんでした。

 

子どもが欲しい一心で、自分だけが「やること」ばかりを考えている、そして「やること」のためにいろんな手を打とうと必死になっている状態が当時とても悲しかったです。