保存法を間違ってしまったばっかりに、おいしく食べられるはずの食品がホラーな一品に!!エッセ読者と編集部の失敗談を集めました。どんなに新鮮な食品、お買い得な食品も、間違った保存法で食べられなくなってしまっては意味ナシ!大切な食品をムダにしないためにも、正しい保存法を覚えておきましょう
Q5:「くっ、くさい!」ドライイーストから、靴下のにおいが…(ESSE編集長・K)
しばらくぶりにパンでも焼こうかと、戸棚の奥にストックしていたドライイーストの箱を取り出し、袋の口をあけたところ、すごいにおいにびっくり!まるで何日もはいた靴下のようなにおいに、パンどころか食欲すらなくなりました
ドライイーストは、生きた酵母菌を乾燥させ、休眠状態にしたもの。湿度や温度の上昇によって活性化し、雑菌とともに繁殖が進むので、保存は冷蔵(1か月)、冷凍(約半年)がベター。袋を密封したのち、密閉容器に入れて保存を
Q6:玄米が虫の巣に。子どもが玄米嫌いになってしまった…(神奈川県・きらきらぼしさん・40歳)
夏場、玄米に虫がわいてしまいました。必死で取り除き、唐辛子と一緒に密閉袋に入れ、冷暗所に保存しましたが、再び大量の虫が…。子どもたちは、お店で玄米が出てきても「これ虫いない?茶色いご飯はイヤだ~」って(泣)
虫がわいた玄米は、明るい日なたに干して虫を追い払い、小分けにして清潔で乾燥した密閉容器に入れ、冷暗所または冷蔵庫で保存します(梅雨~夏場は冷蔵庫へ)。保存容器は、新しく米を買うごとに天日干しして乾燥を
(※紹介している消費(賞味)・使用期限の目安は、新鮮な食品を正しく保存・使用した場合のものです。各家庭によって条件が異なるため、最終的な使用判断は自己責任で行ってください。とくに表記のない限り、食品についての回答は、賞味期限内であることが前提です。メーカー名の出典がないものは、監修の井上正子さんに取材しています)
【井上正子さん】
医学博士・管理栄養士。1973年「日本医療栄養センター」設立。地域住民、企業、管理栄養士への栄養教育、各種メディアでのわかりやすい栄養指導にも定評が。『
新しい栄養学と食のきほん事典』(西東社刊)など著書多数