コロナウイルスの感染が再び広がっている今冬、スーパーに行く回数を減らしている人も多いのでは。だからこそ、次の買い物までに「野菜がたりなくなった」「野菜をダメにしてしまった」を防ぎたいもの。
そこで、ラク家事を提唱する三條凛花さんが、「これだけをストックしておくだけでも助かります」という商品を教えてくれました。
冷凍野菜と乾物を買っておくだけで、食材不足を乗りきれる!
スーパーに行く回数を減らすために、まとめ買いを迷わずスムーズに行うための3つのコツを紹介します。
●いざというときに助けてくれるのは、乾物と冷凍野菜
まとめ買いをするとき、多めに買っておきたいものが2つあります。それは、冷凍野菜と乾物です。
次の買いものの前に、野菜のストックがなくなってしまったとしても、この2つがあれば乗りきれるからです。
冷凍野菜にはいろいろな種類があります。おすすめは、ブロッコリー、ささがきゴボウ、揚げなす、きざみオクラ、インゲン、枝豆です。和風ミックスや洋風ミックスの野菜は、煮込み料理などに重宝します。
生の野菜だと、洗ったり、皮をむいたり、水にさらしたり、カットしたり…という手間があります。冷凍野菜は、そうした下ごしらえの時間をカットできるのも魅力です。
中でもとくに使いやすいのは、ブロッコリーです。
パッケージの表示通りにレンジ加熱したら、黒すりゴマとめんつゆであえたり、カツオブシとちぎったプロセスチーズとめんつゆであえたり、みそマヨネーズであえたり…。もちろん、味つけをせずにそのまま添えるだけでも。
かんたんに「あと1品」をつくることができます。
乾物は、切り干し大根とひじきをストックしておくのがおすすめです。この2つがあれば、煮物として野菜を摂りやすくなります。
糸こんにゃくやこんにゃく、油揚げ、少しだけ残っているお肉といったものと一緒に炒め合わせ、白だしと水で煮るだけです。
最近では、乾燥野菜ミックスなども市販されています。これはスープやみそ汁にたすだけで野菜が摂れるので便利です。生の野菜とは多少食感が変わるので、好みは分かれるかもしれませんが…。
上の画像は、買い出しに1週間行けなかったときのひとりランチです。豆腐などの常備品、乾物、冷凍野菜等を使って乗りきれました。
これらのように乾物や冷凍野菜のストックをしっかり用意しておけば、次の買い出しまで日があっても乗りきれます。
●使いやすい形にした自家製冷凍野菜を活用しよう
市販の冷凍野菜に抵抗がある人は、自家製のものもおすすめです。
この作業は、料理をつくるときに「余った材料」で行なうととてもラクです。たいていの野菜は冷凍保存可能です。
ポイントは使いやすい形にすること。
使いやすいのはみじん切りです。タマネギ、ニンジン、ピーマン、セロリといった野菜をみじん切りにして冷凍しておきます。スープやひき肉料理に重宝します。
薄切りは汁物に使いやすいです。薄いいちょう切りにしたニンジンと大根は、みそ汁や豚汁に。斜め薄切りにしたネギはスープに重宝します。
千切りは副菜に向きます。ニンジンと大根の千切りがあれば、ちょっとキンピラをつくりたいときや、煮浸しをつくりたいときに便利です。
ここでは私が使いやすい3つの切り方を紹介しました。ご家庭によってつくりやすいメニューは違うと思うので「使わずに残ってしまう切り方」に気づいて、それをなくしていくのがおすすめです。
●野菜を使っていくのは日持ちしないものから順番に
まとめ買いした野菜は、使う順番が大切です。
「日持ちしにくい野菜→やや日持ちする野菜→冷凍野菜」の順番で使っていきます。
日持ちしにくい野菜は、レタスやトマト、キュウリといった冷凍できないものです。買ってきたら1~3日で使いきるようにします。その他の野菜は3日目あたりからがよく使う時期になります。
余った分は冷凍してしまいます。そして野菜室の中身が減ってきたら、市販の冷凍野菜や、自家製冷凍野菜の出番です。
この順番を守れば、まとめ買いがラクになります。野菜がたりなくなることも、ダメにしてしまうことも減るはず。
まとめ買いのプチストレス「野菜がたりなくなる」「野菜をだめにしてしまう」を減らすには、「2つの常備品」「自家製冷凍野菜ストック」「使う順番」を意識してみてはいかがでしょうか?