フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。
今回はパワーアップした「笠原将弘のおかず道場」の見どころについて教わりました。
笠原将弘さんに教わったゴボウの洗い方にびっくり
すべての画像を見る(全5枚)10月からのコーナーリニューアルに伴い、「笠原将弘のおかず道場」もパワーアップしました。大好評の「笠原の極み」に加えて、「笠原の眼」と題して、食材の見極め方や、調理の仕方などをご紹介しています。これが打ち合わせで話す時点から、目からウロコのお話ばかりで、私もとっても勉強になっています。
なかでも、今月いちばん「へぇ~」と思ったのは、ゴボウの洗い方!! ゴボウって、食物繊維も豊富で体にとってもいい食材ですよね。最近は、腸活ブームもあり、注目の食材でもあります。
腸に善玉菌が必要だという話はよく聞くと思いますが、この善玉菌をキープするために、善玉菌のエサとなる食物繊維が必要なんです。ですから、腸活の基本ルールとしては、発酵食品と一緒に、食物繊維を摂るのがいいとされています。
ただ、ゴボウは土がついて売られているものが多くて、洗うのが大変です。タワシでゴシゴシこすったり、くしゃっとしたアルミホイルでこするという方もいますよね。
●ゴボウの洗い方クイズ
そこで「笠原の眼」で「ゴボウは、どれくらいこすって洗えばいいでしょうか?」というクイズを出題しました。3枚の写真を見比べて「どの状態まで洗えばOKか」と、最適な状態を当ててもらったんです。皆さんはどれだと思いますか?
いちばん白いものは、包丁の背で泥と皮を削いだもの。二番目に白いのはアルミホイルでこすったもの。三番目は泥を軽く洗ったものです。ちなみに、私はアルミホイルで、ゴシゴシと腕が疲れるくらい洗っていますので、二番目だなと思っていました。スタジオでも二番目を選んだ出演者が一番多かったんです。
でも、笠原さんに言わせると、これは洗いすぎなんだとか! 指で軽くこすって、周りの泥を落とせばそれでいいんだそうです。つまり正解はいちばん茶色いものなんです。
ゴボウの皮を残すため、優しく指の腹で泥を落とすだけでいいそうです。頑固な泥がついているときは、力を入れずにタワシなどでこするそうですが、「ほとんどタワシは使わない」とおっしゃっていました。
●ゴボウの皮にはポリフェノールがたくさん
ゴボウの皮には、食物繊維はもちろんですが、抗酸化物質の「ポリフェノール」が本体よりも多く含まれています。さらに笠原さんによると、白くなるまで落としてしまうと、香りも失われてしまうんだそうです。
これからまさに旬を迎えるゴボウ。料理する機会も増えると思いますが、ぜひゴシゴシこすらず調理してみてください。風味と栄養を存分に感じられる仕上がりになるかもしれません。
●プロならではの目線をお届け
まだまだ始まったばかりの「笠原の眼」、これからは、スーパーでの見極め方や、おいしくなる食材カットの仕方、食材の保存方法など、いろんなバリエーションでお伝えしたいと思っています。笠原さんのプロの料理人ならではの目線を、少しでも多くみなさまにお届けできるように、スタッフ一同がんばります。ぜひレシピ以外の情報にもご注目ください。