新型コロナウイルスの影響で、今までの暮らし方の常識が変わりつつあります。
そんな変化のなか、ESSEでは、「すべてを丁寧にがんばりすぎず、ときにはラクをしながらも、自分なりに心地いいと思える暮らし」を提案!
今回は、「ESSE暮らしグランプリ2020」でグランプリを受賞したほそこしまちこさんの、上手な手間の省き方を紹介します。
家族参加型に暮らしを見直してストレスフリーに
グランプリに輝いたほそこしまちこさん。一見すてきな暮らしぶりですが、以前は部屋にものが散乱し、家族5人分の家事にヘトヘトになっていたそう。
すべての画像を見る(全7枚)「あるとき、私だけが家事してる…って心折れちゃったんです。だから、家族が自分のことは自分でできる暮らしに見直しました。そしたら、『こうしなきゃ』という固定観念もなくなって、家事分担もうまくいくようになったんです」
これまでのやり方をどう変更したのか具体的に教えてもらいました。
●毎日3食手づくり → レトルトにも頼ってOK
自粛中など、家族が家にいる時間が多くなると3食の食事づくりが負担に。
「みんなが家にいる日のランチは麺と決めて、割りきってレトルトのソースを活用するように。ラクだし、献立に迷うこともなくなってストレスが激減しました!」
●子どもの片づけも私が → 自分のことは自分でする
「子どもが散らかしたオモチャも、以前は毎回注意するのが面倒で私が片づけていましたが、かえってストレスがたまるのでやめました」
その代わり、よく遊ぶオモチャは放り込むだけでOKの箱をリビングに置いて、子どもでも片づけやすい環境をつくることに。
また、片づけをお願いするときの声のかけ方も肝心だそう。
「みなさん経験があると思うのですが、注意するいい方をすると、『いまやろうと思ってたのに!』という反応になりがち。だから、『片づけタイムだよ』とか『○分後に片づけ始めるよ~』など時間を決めて声をかけると、子どももイヤがらずやってくれるようになりました」
●ムリに手伝いをさせる → おうちアルバイト制を導入
長男が中学生のとき、決められたおこづかいが不足しがちになったのをきっかけに、おうちアルバイト制を導入。
「強制させるストレスもなくなって一石二鳥。お手伝いの種類によって1回50円、300円などと決めています」
●家事はお母さんだけがするもの → 週末だけはみんなで家事
家族がそろう週末は、みんなで家事を分担。
「洗濯物は、リビングで一緒に自分の分をたたむようにしたら、家族の会話が増えました。夕食後の洗い物は、週末だけ夫の担当です。週末だけでも手伝ってもらえると、平日がんばろうと思えるんですよね」
このほかにもESSE12月号の「暮らし上手がやめたこと、始めたこと」では、上手に手放して家事の負担を減らし、心と時間にゆとりができた人の暮らしを紹介しています。
がんばりすぎて疲れてしまう前に、ぜひチェックしてください!