毎日使うスポンジはキッチンに欠かせないアイテム。どうしても生活感が出やすいのが悩みですが、使用感だけでなく見た目にもこだわり始めると購入そのものがストレスになることも。
暮らしのプロ、ライフオーガナイザーの高田舞子さんは、スポンジにこだわることをやめたら家事がラクになったそう。高田さんのスポンジのもち方と買い替えのルールを教わりました。
無印良品?100円ショップ?ドン・キホーテ?スポンジを使い比べてみた結果…
モノが多いキッチンはごちゃごちゃしがち。毎日立つキッチンだからこそ色味を抑えたくて、以前は無印良品のスポンジを使っていました。
数か月に一度の無印良品週間でセットをいくつかまとめ買い。それでも消耗品のスポンジは減り続けます。ストックが底をつきかけても、良品週間を待って買えずにいたり、期間中でも行けるタイミングがなかったり…。
●値段が安いスポンジでも問題なかった
そんな頃、100円ショップでもシックなスポンジが店頭に並び始め、使い比べてみることに。
毎日使うスポンジ、値段は違ってもどれもそのうちくたびれる。100均だから悪いわけでもないなと気づきます。そこで、スポンジにこだわることをやめました。
セリア商品やイオンスタイル商品を経て、今はドン・キホーテの、やわらかめのネットスポンジと不織布つきのハードスポンジを使っています。
グレートーンのベーシックカラーなので、モノの多いキッチンでも存在感を消してくれます。
値段も手ごろで、ゴシゴシと心置きなく使えるところがいい。
個人的にはハードスポンジの洗い心地の方が好きですが、絶対にこれ!とこだわっているわけではありません。色味がベーシックであれば、どこの商品でもいい、今のマイルールはそれだけです。
●お風呂用、キッチン用、に分けない
お風呂掃除には大きめのスポンジを使っている方がほとんどではないでしょうか。母もそうやって掃除していましたし、私もお風呂はお風呂用のものを買う!が当たり前と思っていました。
ですが、「専用」にこだわっていると、買い物に行けないときがストレス。
くたびれてきたスポンジを替えたいのになかなかスーパーに出向けない。でもお風呂には毎日入るわけで、スポンジの出番も毎日あります。
そこで、ふと「キッチン用のスポンジでもいいんじゃない?」と気づき、ストックしていた食器洗い用のスポンジで過ごした時期がありました。
とくに問題なく使えましたし、そのサイズ感から、逆に細かいところが洗いやすく使い勝手は上々。
セリアのスポンジの側面にS字フックを挿しこんでつり下げ乾燥。サイズが小さい分存在感も控えめ、乾燥も早く、気持ちは思った以上にスッキリ!
家族で風呂掃除を分担している場合は、とくに男性は「小さくて洗い勝手が悪い」と思うことがあるかもしれません。わが家も夫からプチクレームが入りました(笑)。
新調できるときは大きいスポンジに買い替えますが、わざわざ買いに行くまでもないと思う際は、台所用スポンジのストックで代用しています。
片づけやすい、過ごしやすい空間を維持するには、自分に合ったマイルールが必要です。
スポンジなどの日用消耗品は、使う、片づける以外に購入頻度が高いアイテム。店舗やアイテムにこだわりを持ちすぎると、購入そのものがストレスになります。
ルールに縛られすぎず、空間を整えていきたいですね。