貯蓄のために節約に励み、やりたいこともガマン。確かにお金は貯まるかもしれませんが、そのストレスがふくらむとリバウンドに。
貯め上手な人は家族で楽しみながら節約生活を続け、貯蓄につなげています。そんな暮らしぶりを取材しました。
貯める生活をストレスにしない!家族で協力して節約を楽しむ
ESSEが実施したお金コンテストで、『オカネジェンヌ』金賞を受賞した作下裕美さん。年に180万円を貯め、住宅ローンも5年で完済! でもその暮らしぶりは、大変そう…なことはひとつもなく、むしろ楽しんでいる様子が。家族も進んで協力してくれる、貯まるルールを紹介します。
●畑を借りて家族で野菜を育てる
すべての画像を見る(全8枚)「畑を借りて野菜を育て始めたら、みんなすっかりハマっちゃって」
季節の野菜がどっさり採れ、レジャーにも食費の助けにも。
耕運機はネットの掲示板「ジモティ」を通じ、格安で譲ってもらいました。
●週のレジャー費は家族で話し合って使い道を決める
レジャー費は月2万円。週末が4回ある月は週5000円、5回の月は週4000円に。
「土曜日は遊園地、日曜日は公園でお金をかけずにピクニックなど、家族で工夫すると満足度もアップ」
●山菜や貝掘り、0円レジャーでおかずもゲット
海も山もある長崎県は、自然の遊び場がいっぱい!
「今年は外出自粛となりましたが、例年は2~3月は山菜採り、4~5月はマテ貝掘りなどゼロ円レジャーが楽しめます」
楽しみながら採ってきた山菜や貝が夕食のおかずに。
マテ貝はバター焼きに。
●記念日のプレゼントは実用性を重視
誕生日などのプレゼントは、リクエスト制。
「これまで夫に贈ったのは、ランニング用の靴下やスポーツブランドの下着(笑)。必ず使うけど自分で買うには少し高いものが喜ばれます」
夫へのプレゼントはリクエストの靴下。
●今年、やりたいことをリビングにはって節約のやる気アップ
家族で今年やりたいことを話し合ってリストに。
「実現するためにはいくら必要かも相談するので、『今年もがんばろう!』と、気持ちがひとつに。家族がやりくりに協力的になってくれます」
●家族みんなで目的別貯金の習慣をつくる
夫は、新しい自転車や応援しているサッカーチームのシーズンチケットのためにこづかいから貯金中。
「影響を受けて、長女もオモチャのために、お手伝いのお駄賃20円の半分を貯めています」
お金の使い方を教える好機に。
●趣味やおやつはそれぞれのこづかいから
「お菓子や趣味のお金はこづかいから」が、作下家のルール。
「長女も月500円のこづかいとお手伝いをするごとに渡す1回20円のお駄賃でやりくりしています。お菓子のおねだりもなくなりました」
節約は大変! ではなく楽しい!
そう思える工夫を積み重ねることで、貯蓄生活もラクに効果も上がります。そのためには、家族の協力も不可欠。レジャー計画はもちろん、家族で楽しめる節約習慣を、みんなで話し合ってみませんか?
●作下裕美さん(長崎県・38歳)
夫、長女の3人家族。整理収納アドバイザー、家計整理アドバイザーとして活動する。ブログは「
家族がスッキリ暮らす家」(
https://ameblo.jp/lets0612/)。毎月13万円とボーナス30万円を合わせ、年180万円を貯蓄。