自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
前回に引き続き、夫がいるだけでイライラする事象について、解決策を教えてくれました。
夫の悪いところではなく、いいところに目を向けてみたら…
すべての画像を見る(全4枚)旦那がいるだけでガルガルしちゃうのが産後続いてる問題を解決するために、私なりになにが問題なのか考えてみたよ。
産後に湧き起こってくる生理的嫌悪感は、時がたつにつれて薄皮が剥げていくように薄まっていくからいいとして、その他のイラつきを抑えるのをどうしたらいいか考えてみようと思った。
とりあえず私の場合は、旦那に対して子どもを産んですぐに「子育てに向いてない人」と諦めたはずなのに、未だに脳が勝手によその旦那と比べて「同じ人間なのになんで○○もできないんだ?」と絶望してしまうことがあるんです。
同じ鳥類なのになんで飛べないの? とペンギンに対して思うほど不毛なのに、やっぱり考えてしまう。
考えても怒っても、ペンギンは飛べない。ということを胸に刻まなきゃいけないと今回さらに強く思ったんですよ。
そして、いいとこを探さなきゃダメだな、と。
まず、わが旦那はとても穏やかです。そして私がすることやることには、だいぶ引いてることが多いけど「やめろ」と言ったことがない。
私の場合は、インスタグラムの投稿を見てもらったらわかるように、普通の旦那さんが嫌がる内容が多いと思うんです。
私の活動すべてを「止めてもムダだ」と諦めてくれている。これだけでもだいぶすごいことなのでは? と思った次第なんですよ。
それにしても、お互いの嫌なところを書いていくと、“ちゃんと話を聞かない"というのがお互いに不満なのに気づいてちょっと笑いました。
たしかにお互い「ハー、なんかしゃべっとるわ」みたいな感じで片手間に話を聞いてるな、と反省。
今回の問題を考えるにつれて、家事もして育児もしてる自分の方がえらいんじゃ!! と自然と思ってたところもあった、とドキッともしました。
お互いに、いいところを中心に見つめる感じで尊敬し合いたいよな〜と、いま美しい心で思ってます。
多分、この気持ちは明日にはよどんでるので、またこの文を戒めとして自分で読みにきますね。
【大盛のぞみ】
Instagramに
@imoootjya名義で投稿した“ほっこり下品”な手描き漫画が、今いちばんポップな闇漫画として大きな反響を呼ぶ。フォロワー数は約10万人超。2児の母。著書に『
のぞみ33歳。だだ漏れ日記』(扶桑社刊)がある