コロナウイルスの感染が拡大し、不安な日々が続いています。
そんななか、いちばん近しい存在であるはずの「家族」と意識のズレが生じ、モヤモヤした! という声も聞こえます。
ここではESSE読者220人にアンケート調査を実施。身近な存在である家族と起きたトラブルや、困ったエピソードを教えてもらいました。
コロナウイルスへの対応で見えた、家族の困った一面
●親世代のふるまいに困っています
義父がパチンコ屋に行ってしまいます。密閉空間であり、不特定多数が触るのに…と思って話しても、まったく聞いてくれません。
本人も肺がんで肺を切除しているし、義母も咳がとまらないといっているし、子どもは熱を出しているのに…と悲しくなりました。
(静岡県・38歳)
若者はマスクをちゃんとしますが、肝心の私の親世代がマスクをしません。私が言わないとマスクをつけない始末で、困っています。まだまだ他人事なのですね…。
(岐阜県・40歳)
年配者は買いだめする傾向があるようで、義理の母が紙製品を多めに買ったのか、「たりなかったら譲るよ」と連絡がありました。そういうのやめた方がいいよ、と伝えたいけどなかなか言えません…。
(東京都・44歳)
実家の父が、風邪気味なのに熱もろくにはからず、毎日外出し、注意すると「俺をウイルス扱いするな」と逆ギレしてきます。
(千葉県・34歳)
母が、ネットのウイルス対策のデマを、ちゃんと確認せずにLINEで送ってきました。よかれと思っての行動ではあるのですが…。
(愛知県・29歳)
東北に住む祖母が「東京はものが不足しているでしょ!」と、トイレットペーパーやティッシュペーパーをどんどん送ってきます。もう十分だと伝えても、心配が勝ってしまうようで、家の収納スペースからあふれそうです。
(東京都・27歳)
●夫との間で意見の相違が
旦那がこの騒動の最中にゴルフへ。意味がわかりません。私は一日中、子どもと家に缶詰状態。ゴルフ行けるなら子どもを見ろよ、と思いました。
(福岡県・40歳)
自粛ムード直前の2月末に、私側の身内で集まってひなまつりを開催していました。3月末に、今度は夫側の姪の卒業祝いに集まろうと言われたのですが、「落ち着いてからにしよう」と夫に提案したところ、「そっち側の集まりはやったのに?」と険悪ムードに。親戚からも、「外食が嫌なら、そっちの家に集まろうか」と的外れな提案をされ、どうしたものかと困りました。
職場(会社の規模や職種)や立場(働いているか、子どもがいるか等)によっても、危機感が違うものだと感じています。
(茨城県・33歳)
夫は、こんな時期にも同窓会に行きたかったようで(しかも朝までコース)、そのことでケンカしました。結局延期になりましたが、自分のことしか考えていない彼に失望。
(千葉県・34歳)
夫の危機管理が甘く、ストレスになっています。平気で銭湯に行ったり、飲み会に参加したり。自分だけは大丈夫と思っているのが、腹立たしいです。夫が感染したら、私や子どもにも感染するだろうし、本当に困っています。
(東京都・43歳)
●親戚の言動にモヤモヤ…
ストックを持たない主義の義理の姉がトイレットペーパーがなくなった! と駆け込んできました。しょうがないと思い自宅のトイレットペーパーを渡しました。きれいな家もいいですが、こんなときはもっと前もって行動してほしいなと思いました。
(千葉県・31歳)
妹の夫は満員電車で通勤しているのですが、少し体調が悪くなっただけで「コロナにかかってしまっているかもしれない」と、ずっと部屋に閉じこもろうとしていた。妹が説得し、また仕事もテレワークになってようやく落ち着きましたが、あのままだったらコロナうつになっていたかもしれません。
(神奈川県・40歳)
わが家は最低限のトイレットペーパーしか買っていませんが、兄夫婦が半年持つほど買いしめたあげく、まだ不安とか言っていて、どうかと思ってしまいます。
(埼玉県・36歳)
家族でも、危機意識や対策に差が出るのは、ある程度は仕方がないこと。ただ、このような状況が長く続くと、ストレスにもなりえます。
言うべきことは言い、距離をおけるところはおきながら、ストレスをためないようにして乗り越えたいですね。