体調管理に気を遣う今、体温計やおくすり手帳を探してドタバタ…なんて事態にならないよう、ものの管理もしっかりしておきたいもの。
ところが、絶対に家の中にあるはずなのに、「使いたいときに限って見つからない」「気がついたら、ものが増えている…!」そんな超常現象(?)はなぜ起きてしまうのでしょう。ESSEが全力で原因を解明しました!
みんなの神隠し「あるある」を調査
読者の家で起きている「神隠し」をこっそり教えてもらいました。思わず「あるある」とうなずいてしまうこと必至!
●家の鍵がどうしても見当たらず鍵をかけずに、保育園のお迎えに。帰宅するまでヒヤヒヤしました。(愛知県・35歳) すべての画像を見る(全6枚) ●スマホで目覚ましをかけているので見つからないと寝られない! 家族で大捜索しています。(福島県・34歳) ●体温計が見つからず熱を測れないまま病院へ。到着して測ったら、まさかの平熱…。(広島県・37歳) ●ヘアゴムがなくなると輪ゴムで結ぶことも。髪の毛が抜けて痛い…。(愛知県・35歳) ●娘の誕生日にケーキを焼こうとしたけどベーキングパウダーがない! 結局、クッキーに変更しました。(東京都・47歳)もう大丈夫!神隠しの3つの原因をプロが解説
神隠しされがち&増えがちアイテムの攻略法を、整理収納アドバイザーの中山真由美さんに教えてもらいました。悲しいことに、なんと神隠しはすべて自分と家族が原因であると判明! あなたの家はどのパターン?
●「あとで片づけよう」と思い、ちょい置きするから
帰宅後、キッチンカウンターやテーブルにものを置いている人は要注意。ちょい置きしがちな場所は危険ゾーンです。
「スマホや鍵など、つい目の届く場所に置きがちですが、適当な場所に『ひとまず置く』クセが、神隠しの原因No.1」
●ものの多さと思い込みのせいで見えていない
「人の目はものがあふれかえっていると、そのなかのひとつひとつの形や色を認識しづらくなり、見えているのに見えない、まさに『神隠し』の状態に。さらに、『ここにはないはず』という思い込みが邪魔をすることも」
●断捨離しすぎて必要な数がたりていない
ハサミや印鑑など、本当は複数あれば便利なものを無理に減らしてしまった結果、家族内で「奪い合い」が起こるケースも。
「家族のだれかが戻すのをサボったり、いつでも使えるようにとキープしているのが原因で『神隠し』が発生します」
みんながよく探している神隠しアイテム攻略法
ESSE読者が日々、探してしまうものとは…? 共感度120%のランキングを発表! さらに探しものトラブルを解決するためのヒントを、中山さんに教えてもらいました。
【読者300人が家の中でよく探すものランキング】
1位:スマートフォン
2位:鍵
3位:子どもの学校の提出書類
4位:体温計
5位:数珠(じゅず)、袱紗(ふくさ)
6位:筆ペン
7位:ヘアブラシ
8位:リップクリーム
9位:爪切り
10位:ハサミ
11位:印鑑
12位:財布
13位:輪ゴム
14位:ピンセット
15位:リモコン
16位:診察券&お薬手帳
17位:取り扱い説明書
18位:ヘアゴム
19位:目薬
20位:クーポン券
●攻略テク1/充電スペースや玄関を定位置にすべし
使う場所としまう場所が近いほど、使いやすさもアップ。
「鍵は玄関、スマホは充電器のそば、と決めて置き場所の確保を。3週間がんばれば習慣になり、探しものが激減します」
●攻略テク2/提出用ボックスをつくり就寝前にチェックを
子どもが学校から持って帰ってきた書類を出しておくカゴやボックスを用意し、就寝前にチェックを。忙しい家事の合間に手渡されて、ちょい置きしてしまうのを防げます。
●攻略テク3/家族の行動パターンを見きわめて、置き場所を決めるべし
体温計は「熱を測る場所」の近くを徹底。
「たとえば、ソファから手が届く位置にある引き出しや、カゴに収納を。熱があってフラフラしていても、戻せる位置がベスト!」
●攻略テク4/冠婚葬祭グッズはひとまとめに収納して
弔事も慶事も一緒でOK。ご祝儀袋やネックレス、筆ペンなども一緒に箱に入れておくとあわてません。
「冠婚葬祭のたびに筆ペンを買う…なんてこともなくなりますよ」
●攻略テク5/毎日使うものはカゴやトレーにひとまとめ
財布や腕時計など、身支度や外出時に必要なアイテムは、「お出かけセット」に。
「家計簿や計算機なども同様、よく使う場所の近くに専用コーナーを設置して」
●攻略テク6/セットにしておけば持って行き忘れない!
診察券やお薬手帳はセットにして、薬などと一緒に保管を。
「パッと見てわかりやすいように、中身が見えるファスナーつきのクリアケースにまとめて入れておくのがおすすめです」
●攻略テク7/家族でシェアはNG。自分専用を決めて
目薬の共有は感染などの危険も。絶対に避けて。
「目薬は名前を書く、ヘアゴムはチャームをつけるなどして、だれのものかわかる工夫を。専用をつくることで探しものが減ります」