食材が傷みやすいこの時季におすすめしたいのが、食材の「冷凍保存」です。冷凍しておけば食材をムダなく使いきれるから節約になるうえ、日々のご飯づくりの時間がぐんと短縮できたりと、いいことづくめ。
毎日大忙しな主婦の強い味方になってくれる「冷凍保存」のテクニックを大公開します!
月1回のまとめ買いで平日ラクする冷凍保存生活
すべての画像を見る(全9枚)節約ブロガーで冷凍達人の高木瞳さんは、月1回まとめ買いした食材を冷凍保存し、1か月分の夕飯とお弁当のおかずをカバー。
家族4人で食費2万円台前半をキープしているというから驚きです。
「昨年からパートタイムで働き始めたところ、食事の支度に使える時間が激減。外食が増え、食材も使い残すことが多くなり、調理法を見直しました」
そこでたどり着いたのが、月に一度、下調理した食材や、温めるだけでOKなおかずを冷凍保存する方法です。
「平日の夕飯の支度時間が3分の1に短縮できました。あとは週1回、お刺身や生野菜などをちょいたしすることで、飽きずに、無理なく節約料理を続けられますよ」
【高木さんの冷凍保存生活、ここがいい!】・日々の食事の準備時間がぐんと短縮できる
・食材をしっかり使いきれるからムダがない
・家族が満足するメニューを安い食材でやりくりできる
平日夜もラクに調理!冷凍食材1か月使い回しの段取り
(1) 月初めに約1か月分の冷凍用食材を買い出し
冷凍用の肉や野菜は、1か月で使う分を約1万円分まとめ買い。
「アレンジしやすい豚肉、鶏肉、ひき肉、豆腐、タマネギ、ニンジン、キノコ、葉野菜などを。生鮮食材は週1回、約2000円分ずつ買いたします」
(2) 食材を確認しながらホワイトボードにメニューを書き出す
買った食材でつくれそうな冷凍メニューをホワイトボードに記入します。
「調理に使う食材をカットし、1食分ずつメニューごとにまとめた夕食用の“冷凍食材セット”、焼くだけ、温めるだけで完成するよう味つけした“クイック冷食”、あとは“弁当用冷凍おかず”と、“常備しておきたい食材”をメモ。食べ終わったら消して在庫を管理します。保存袋もあわせて準備」
●保存袋やふせんに冷凍メニューを記入
保存袋やふせんにメニューを記入。食材を直接袋に入れないものは、再利用できるように、冷凍メニュー名を書いたふせんをはります。
一緒に料理案もメモしておけば迷うこともなし。
(3) 一気に下ごしらえをし、保存袋に入れていく
ホワイトボードを確認しながら、その日のうちにすべて下ごしらえ。下調理ができたものから、どんどん保存袋に入れていきます。
「月1回、ここで一気にやっておくと、あとがラク。夫が休みのときには手伝ってもらいます」
冷凍保存以外に、冷蔵用のつくりおきおかずも数種類仕込みます。
(4) 平らにして冷凍し、凍ったら使いやすいように立てて収納
保存袋に入れた食材やおかずは平らにして冷凍室の上の引き出しスペースに。
「凍って立てられる状態になったら下段に移し、出しやすいようケースで仕きって立てて入れます」
ケースに入れると、しっかり安定します。