暖かくなってくると、カビの繁殖や皮脂汚れなど、衛生面が気になりがち。その分掃除や洗濯をいつもより念入りに行い、家事の負担が重く…なんてことになってはいませんか?その問題、事前に予防すれば防げるかもしれません。
ここでは、知的家事プロデューサーの本間朝子さんと、掃除ブロガーのよしママさんに、知っておけばお得なひと工夫をお伺いしました。
ベビーパウダーや水をかけて予防
●シャツの皮脂汚れ→着用前にベビーパウダーをかける
すべての画像を見る(全4枚)「ベビーパウダーは汗や脂を吸収する性質があり、シャツの首回りにはたいておくと、皮脂汚れがつきにくくなります」(本間さん)。
洗濯前の面倒な予洗いが不要になります。
●シンクのヌメリ→調理前にシンクに水をかける
調理を始める前に、シンク全体にさっと水をかけるだけでヌメリ防止に。
「水の膜ができて汚れがつきにくくなるんです。調理後もさっと洗い流すだけ。キッチン掃除が簡単になりますよ」(本間さん)
●浴室のカビ→入浴後、壁に熱いシャワーを
入浴後は、浴室の壁に45℃以上の熱いシャワーをかけてから換気を。
「飛び散った泡や汚れなどが残っていると、カビの温床に。冷たい水よりお湯の方が早く乾燥し、水気も残りにくいんです」(本間さん)
●靴の汚れ→防水スプレーをかけて汚れ防止
子どもの運動靴は、洗ったあとに防水スプレーをかけて汚れを予防しましょう。
「地面に近い部分とつま先を中心にスプレー。これだけで洗う回数を減らせます。ジャンパーやコートの裾にもおすすめ」(よしママさん)
マスキングテープをはって予防
●サッシの黒ずみ→溝にマスキングテープをはって取り替えるだけ
汚れがたまりやすい窓のサッシの溝を、きれいに掃除するのはひと苦労。
「一度きれいにしたあと、マスキングテープをはっておけば、汚れたらはがして新しいマステにはり替えるだけ。掃除いらずになりますよ」(本間さん)
●プレートの手アカ→マスキングテープをはって汚れをガード
子どもがいる家庭などは、スイッチプレートが手アカ汚れなどで黒ずみがち。
「よく触るところだけマステをはっておけば、汚れを防止できて掃除不要に」(本間さん)。
かわいい柄のものをはれば、インテリアのアクセントにも。
歯みがき粉やトリートメントを塗って予防
●蛇口の水アカ→フッ素入り歯みがき粉でコーティング
蛇口の水アカにはフッ素入りの歯みがき粉が有効です。
「歯みがき粉をティッシュでこすりながら蛇口全体に広げ、水で軽く流してから水気をふき取れば完了。フッ素の薄い膜が、汚れをつきにくくしてくれます」(本間さん)
●鏡のくすみ→ヘアトリートメントを塗って水をはじく
浴室の鏡は、シリコーン入りのヘアトリートメントを薄く塗ってコーティング。水をはじく性質があるので、くもりや水アカ汚れ防止になるんだとか。
「少量手に取って塗り広げ、シャワーで軽く流すだけ。入浴ついでに手軽にできますよ」(本間さん)