大掃除の山場、キッチン。まずはガンコな油汚れのついた換気扇や五徳をつけおきし、その間、壁や床などを掃除するとスムーズです。
家事・掃除・住宅アドバイザーの藤原千秋さんに、換気扇・コンロ回りの掃除手順を教わりました。
キッチンの大掃除。最初に手をつけるべきは、換気扇・コンロ回り
1.換気扇のフィルターを酸素系漂白剤につけおきする
すべての画像を見る(全10枚)換気扇のフィルターや五徳、バーナーを外し、2枚重ねにしたポリ袋に入れます。ここに30~40℃の湯をはり、粉末タイプの酸素系漂白剤大さじ2を加えて口を結び、約1時間つけおき。
アルカリ性の酸素系漂白剤の力で、油汚れがゆるみます。排水するときは袋に穴をあければOK。
2.コンロ回りをセスキ水でふく
五徳やバーナーを外した状態で、コンロ回りの油汚れ落としを。ウエスにセスキ水をスプレーし、こびりついた汚れをふき取っていきます。
※セスキ水は、水100mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1/2ほどを溶かしたもの。スプレーボトルに入れておくと、使い勝手よし。使うときはゴム手袋をしましょう
「焦げつきが取れにくいときや、コンロの縁など細かいところはメラミンスポンジを」
力を入れなくてもきれいになるガラストップの場合は、クレンザーで汚れを落とします。
クシャッと丸めたラップにクレンザーをつけて、くるくると円を描くように優しくこすり洗いすると、汚れもすっきり。仕上げに水ぶきを。
3.換気扇フィルターを歯ブラシでこすり洗いする
ポリ袋の端を切って水を排水口に流します。シンクに傷をつけないよう、つけおきしていたポリ袋を敷き、古歯ブラシでフィルターの汚れをこすり洗い。
「汚れがひどければアルカリ性洗剤を使っても」
すすいだあとは、しっかり乾燥させて戻して。ケガをしないようにゴム手袋が必須です
4.バーナーを歯ブラシでこすり洗いする
バーナーは細かい溝の部分に油汚れや焦げつき汚れがたまっているので、古歯ブラシでこすり落とします。
「ここに汚れがたまっていると、火のつきが悪くなるので念入りに。いつもきれいにしておけば、コンロが長もちしますよ」
5.五徳の焦げつきをステンレスタワシでこすり落とす
五徳にも、焦げつき汚れがたまります。
「ガンコな汚れもステンレスタワシを使うと落ちやすく。力を入れすぎず、優しくこするようにして」
五徳、バーナーをすすいだら水気をふき取って戻しましょう。
6.レンジフードをセスキ水でふく
ウエスにセスキ水をスプレーし、レンジフードのベタつき汚れをふき取ります。
「フードの内側も、念入りに。油がたまりやすい縁の内側も、指先でウエスを押し込むようにしてよくふき取って」