スニーカーのコーディネートが楽しい春。今年の流行はなんといっても白いスニーカーです。足元がすっきり見えるというメリットがありますが、難点は汚れの目立ちやすさ…。でもじつは、ある工夫をすることで、汚れを簡単に予防することができるのです。一体どうすればいいの?

 洗濯アドバイザーの杉山司さんに詳しく話を聞いてみました。

ロウソクを使って汚れを防ぐ 白スニーカーのお手入れ法

ロウソクを使って汚れを防ぐ?白スニーカーのお手入れ法

 もっとも手軽で効果的なのはロウソクを利用すること、とアドバイスしてくれた杉山さん。

「色移りしない、昔ながらの白いロウソクを利用します。スニーカー生地にまんべんなくこすっておけば、泥汚れなどをはじく効果も。仕上げに30秒ほどドライヤーの温風を全体に当てると、ロウソクがより生地に浸透します。ただし革やスエード素材は生地を傷めてしまうので、こうしたスニーカーには専用の防水スプレーを使ってください」

 ちなみに、キャンバス地のスニーカーは、型崩れしやすいので、履いたあとのケアも大切。

「手軽なのは、新聞紙をスニーカーの形に丸めてつめて保管する方法です。型崩れを防ぎ、新聞紙が湿気を取るのでにおいの原因になる菌の繁殖を防ぎます。湿度が高くなるこれからの時期には、とくに好ましいしまい方といえるでしょう。しっかりケアをすれば、毎日履いてもいいですよ」

 洗う際も、力まかせにゴシゴシこすると、その部分がヘタって型崩れの原因に。ぬるま湯に衣類用洗剤を溶かして浸し、中に手をそえ、歯ブラシなどで優しくこすり洗いしましょう。また、スエード、皮、合皮は基本的に水につけるのはNGなので、専用のクリーナーで手入れを。気持ちのいい足元で、春の流行を楽しみましょう!