「夫のこづかいに甘すぎる?」「子どもの教育費に使いすぎ?」…。貯まらない理由はもしかして、夫と子どもに使うお金では? そう悩んだところで、基準や比較対象がないと、適正な金額は分からないものです。ESSEでは30~49歳の主婦300人にアンケートを実施。夫と子どもにかかるお金について調査してみました。はたしてあなたの家は節約できてる? それともつかいすぎ?

夫のこづかいは月いくら?
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夫と子どもにかかるお金をアンケートで調査!

●夫はおこづかい制?

はい……198人
いいえ…102人

・毎月のおこづかいの額
5000円未満…1人
5000~1万円未満…14人
1万~2万円未満…38人
2万~3万円未満…81人
3万~5万円未満…36人
5万円以上…28人

66%がおこづかい制で、月2万~3万円未満が最多。「交際費や本代、趣味の費用をおこづかいでまかなってもらいます」(北海道・38歳)。おこづかいが高額の家庭では、「月5万円ですが、外食費と帰省費、旅行費はすべて夫もちです」(千葉県・44歳)というように、意外とシビアなケースも。一般的に、おこづかいは収入の8~10%をめどにといわれています。おこづかいを削りすぎて、夫の仕事へのモチベーションを下げてしまわないように注意もしたいところ

●夫にもらったもの、あげたものの最高額は?

・夫からもらったもの
1位 ピアノ 36万円
2位 ブランドのバッグ 15万円
3位 アクセサリー 10万円

・妻から夫へあげたもの
1位 バイク 25万円
2位 ブランドの財布 7万
3位 腕時計 4万円

誕生日や結婚記念日に、夫婦でどんなものを贈り合っているかをリサーチ。「習い事を再開したいという私に、ピアノを買ってくれました。お返しに7万円のブランド財布を」(静岡県・35歳)、「結婚5年目に、高級腕時計を売ったお金でブランドのバッグを買ってもらいました。お返しにパートのお給料で4万円の腕時計を」(山口県・35歳)。また、番外編で「最大の贈り物は3500万円の家」という人も! 「実家に入るつもりだった夫が、新築を希望していた私のために、結婚10年目に購入を決意。家族の財産ですが、気持ち的には『もらった』です」(群馬県・39歳)。家はさすがに無理ですが、夫婦の絆を深めるためのお金なら多少の出費もOK!? 悪化した夫婦関係によるストレス買いなどが避けられるのなら、1年に1度くらいプレゼント交換するのもありかも

●子どものおこづかいは月にいくら?

・小学生
0円…60人
500円未満…40人
500~1000円未満…21人
1000~2000円未満…2人
2000~3000円未満…0人
3000~5000円未満…2人

・中学生
0円…4人
500円未満…2人
500~1000円未満…10人
1000~2000円未満…25人
2000~3000円未満…8人
3000~5000円未満…2人
5000~1万円未満…0人
1万円以上…1人

・高校生
0円…3人
500円未満…0人
500~1000円未満…2人
1000~2000円未満…2人
2000~3000円未満…0人
3000~5000円未満…8人
5000~1万円未満…12人
1万円以上…2人

小学生は、「必要なものは親が購入」(香川県・38歳)という人が多く、「あげていない」がトップに。また、「普段はあげていないけれど、お年玉の管理だけはまかせている」(大分県・43歳)というケースも。高校になると、「昼食や部活の費用込みで8000円」(東京都・47歳)など、必要経費込みで渡す家庭が増加。「おこづかい帳をつけないので、あげるのをやめた」(神奈川県・43歳)という、厳しい声もありました。おこづかいとは別に、子どものケータイ代も親が払うケースが多いので、実際にはもっと負担をしていると考えたほうがよさそうです

●児童手当はどうしている?

子どものために貯金…67%
家計のために貯金…2%
子どものために使用…18%
生活の補てんに使用…13%

受給された児童手当は、約7割が子どものために貯金。「生まれたときからの分を貯金。最終的には200万円以上になるので、大学の進学資金に当てるつもり」(長崎県・38歳)といった堅実な意見が目立ちました。また、貯めずに使っている読者の多くも、子どもの習い事や塾代に充てているケースがほとんどでした。児童手当はいつか必ずなくなるもの。子どもとは関係のない、生活費まわりに充てている方は注意が必要です

習いこと

●月の習い事代は?

していない…75人
3000円未満…15人
3000~5000円未満…22人
5000~1万円未満…74人
1万~2万円未満…70人
2万~3万円未満…20人
3万円以上…15人

塾を除いた習い事代の相場は5000~1万円。「長男が水泳とピアノ、二男が水泳と幼児教室で、毎月2万8500円」(東京都・31歳)など、きょうだいがそれぞれ習っていると1万円以上に。中学生になると習い事をさせている家庭は減少。小学生までにいろいろ経験させたい、というのが親心のようです

・どんな習い事をしている?
※複数回答あり

1位 水泳 78人
2位 ピアノ 69人
3位 習字 33人

昔からの定番の習い事、水泳、ピアノ、習字の3つがランクイン。以下、英会話、体操、そろばん、サッカーと続きます。珍しいものとして、運動系ではボルダリング、音楽系では和太鼓を挙げた人が。「和太鼓は、音感も体も鍛えられ、グループで演奏するため協調性も芽生えるんです」(東京都・40歳)

●教育資金は準備している?

はい…227人
いいえ…26人
その他…37人

75%以上が「準備している」と回答。「子ども1人につき年間15~30万円貯金している人が多く、希望する進学先では、「高校までは国公立」が約9割、「大学もできれば国公立」が約8割。また、「高校以降は進学するかどうか子どもの考えで。親の希望を押しつけたくない」という声も聞かれました