新学期がスタート。慌ただしい毎日のなか、身支度や洗濯はできるだけ早く終わらせたいものですが、洗面所が散らかっているせいで効率を悪くしているかもしれません。ものが多くなりがちで、収納難易度の高い洗面所はどうすれば使いやすく片づけられるのでしょうか。
そこで、整理収納のプロ・吉川永里子さんが、洗面所の使い勝手に頭を悩ませている読者のお宅を訪問。ものを捨てなくてもOK、簡単なルールひとつで使い勝手を改善していただきました。
ものの多い洗面所は、使うものとストックをきっちり分別する
もともと片づけが大の苦手という読者Mさん宅の洗面所には、タオルや洗剤が所狭しと並び、窮屈な印象でした。
「探しものに時間がかかることもしょっちゅう。あるはずのものが見つからず、また同じものを買うなど、ムダ買いが多いのも切実な悩みです」
とにかくものが多い洗面所を見た吉川さんが提案した解決法は、使うものとストックをきっちり分けて収納するというもの。いたってシンプルな仕分けですが、これだけでも驚くほど洗面所がすっきり機能的に生まれ変わりました。
【BEFORE】
すべての画像を見る(全5枚)よく使うものとあまり使わないものがごちゃ混ぜに置かれていた洗面所。
【AFTER】
毎日使うものを厳選して出し、あとは引き出しやボックスに仕分けして収納。それだけですっきりと機能的になりました。
●洗剤ストックは上から見やすいように引き出しに収納
小窓に置いた洗濯用洗剤は毎日使うものだけ残し、使用頻度の低いものやストックを洗面台下に移動します。
「ジャンルごとにケースに分けてしまえば、迷子になりません」(吉川さん)
●よく使うタオルだけオープン棚に。残りはボックスに入れて棚上へ
たくさんあったタオルは、じつは一部しか使っていないことが判明。そこで、大小1枚ずつ家族分だけオープン棚に入れ、それ以外は深型ボックスで棚の上を保管場所にしました。
フタつきボックスにすればホコリよけにも。大きさごとに2つに仕分けて、ケース下部にラべリングしておきます。