差し迫ってきた年末の恒例情事、大掃除。せっかく行うのであれば、徹底的にきれいにしたいところですが、とはいえ、できる限り効率的に終えたいもの。そこで、幸せ住空間セラピストの古堅純子さんに、最小限の手間で最大限きれいになる掃除術をレクチャーしてもらいました。今回は意外と汚れがたまっている場所、冷蔵庫回りの掃除術についてご紹介します。あわせて、日ごろのちょっとしたお手入れの仕方も。

冷蔵庫内はもちろん、冷蔵庫の周りにも見落とし汚れが!

一年じゅう休むことなく利用する冷蔵庫は、庫内だけでなく、周りにも汚れがついてしまっています。電源も落として、徹底的に掃除をしましょう。なお、掃除前には、冷蔵庫の取り扱い説明書を一読しておくことを忘れずに。

<必要なものリスト>
・電解水
アルカリ性の電解水は、汚れにしっかり浸透して取り除く働きが。「油やタンパク質を洗浄する効果があり、軽い汚れは電解水だけでキレイに落とせます。あとぶきがいらないので手間なし。消臭や除菌効果もあります」。
・掃除用ブラシ
かためとやわらかめのブラシがひとつにまとまった両面ブラシが便利
・マイクロファイバークロス
・スポンジ

1.庫内をからっぽにし、トレーやケースを外してからクロスでふく

庫内をからっぽにし、トレーやケースを外してからクロスでふく
すべての画像を見る(全8枚)

冷蔵庫のコンセントを抜いて食品を保冷バッグなどに移し、トレーやケースなど外せるものは外します。

電解水でふけば除菌できる!

水でかたく絞ったクロスで庫内をふき取り、食品カスなど汚れを落とします。「仕上げぶきは、電解水をスプレーしたクロスで。除菌効果で庫内がすっきり!」。

2.トレーやケースはシンクで水洗いする

トレーやケースはシンクで水洗いする

外したトレーやケースはシンクに運び、汚れを水で洗い流します。シンクとトレーが傷つかないように、クロスを敷いておきましょう。「液だれなどこびりつきは、スポンジでこすり落として!」。汚れが落ちたら水気をきり、タオルの上で十分に乾かしておきます。

3.ゴムパッキンの汚れはブラシと電解水でこする

ゴムパッキンの汚れは両面ブラシと電解水でこする

ゴムパッキンの溝には、食べ物のカスなどがついています。「ブラシに電解水をスプレーしながらかき出せば、除菌効果もあり、すっきり」。浮いてきた汚れは水でかたく絞ったクロスでふき取り、仕上げます。

4.冷蔵庫回りの汚れをふく、落とす、吸う

冷蔵庫回りの汚れをふく、落とす、吸う

冷蔵庫の外側や上下は、ホコリなどでかなり汚れています。「まず、扉部分の汚れを電解水をスプレーしたクロスでふき取りましょう。手が触れる部分はとくに念入りに」。

ホコリ+油煙で汚れた冷蔵庫の上

ホコリ+油煙で汚れた冷蔵庫の上は、電解水をしみ込ませたペーパータオルで湿布してからふくと効果的です。

本体の下のホコリ

「本体の下のホコリは、カバーを外してから掃除機で吸い取ります」。

<リバウンドなしの小掃除テク>長めのハンディーモップで週に一度ホコリを取る

長めのハンディーモップで週に一度ホコリを取る

せっかく大掃除が終わったら、ずっときれいをキープしたいですよね。そのためにも、冷蔵庫回りのホコリをハンディーモップで週に一度取る習慣を身につけるのがおすすめ。
「長めのものなら、すき間や上下のホコリもラクに取れます」
庫内は電解水でふいて除菌しましょう。この手の「小掃除」は、台所仕事中のちょっとあいた「隙間時間」を利用して、効率的に済ませる習慣に。続けることで、次の大掃除の負担も、ぐっと減ることになります。