お正月もあけて、キッチンもそろそろ通常運転に。今年はもっと台所仕事の効率をアップしたい!そう考えている人におすすめなのが、折り畳み式のキッチンワゴン。じつは、キッチンにワゴンがあるだけで、台所仕事がグッとスムーズになるんです!
料理家として仕事をしながら、子育てにも大忙しという秋元薫さん。彼女の欠かせない右腕になっているのが、高さ70センチほどの折りたたみ式ワゴン。朝は配膳代、夜は調理台、おもてなしにはドリンクバー、さらには、子どものお手伝いテーブルにも活躍しているといいます。家事の手間を最小限に、かつ、効率的にしてくれるワゴン使いのアイデアを教えていただきました。
*秋元さんのワゴンは、いわば“段取りワゴン”。材料を置いたり、サブテーブルにしたり、多彩な使い方に注目!
スムーズな台所仕事の流れを生むワゴンの使い方
【朝】食器を出しておけば準備がスムーズ
朝起きたらワゴンを広げ、家族全員の食器とカトラリーケースを並べてスタンバイ。「目玉焼きなどを焼いてささっとお皿にのせていくだけ。ワゴンを冷蔵庫とコーヒーサーバーがある棚の中間に置くことで、飲み物もすぐに注げます」。ここからテーブルには各自が運ぶルールにしています。
【夜】食材の一時置き場にして段取り力アップ
献立が決まったら冷蔵庫から食材を出し、ワゴンに並べて確認。各料理に使う分量や切り方を整理し、必要な分以外はすぐ冷蔵庫にしまいます。「いっぺんにあけていっぺんにしまうのがコツ。探し物や使い忘れがなく、てきぱき調理ができます」。
コンロ横で食材を切ったり調味料を合わせたら、料理ごとにまとめます。時間のかかる煮物をまず火にかけ、炒め物やあえ物は水っぽくならないようあとでつくるため、材料をワゴンに一時置き。
あえ物の食材は、切ったら耐熱皿にのせ、そのまま電子レンジで加熱。ワゴン上のあえ衣のボウルに入れて混ぜれば完成です。「一歩も動かずささっとつくれるので、あえ物の登場率は高いです(笑)」。
【おもてなし】飲み物やグラスをのせて即席ドリンクバーに
友人たちが遊びに来たときは、ドリンクバーに変身。「飲み物やグラス、取り皿などをのせて、ダイニングテーブルに運びます。そのままテーブル脇に置けば、テーブルが広く使えて便利ですよ」。
【子どものお手伝い】カウンターより低いワゴンは子どものお手伝いにもひと役!
高さ70㎝たらずのワゴンは、小さな子どもたちが作業するのにちょうどいい高さ。お手伝いを頼むときも、作業台として使います。朝はワゴンに置いた水筒に水を注いだり、夜はみそ汁のみそを溶いたり。「子どもがキッチンに入ると作業が止まってしまうんですが、これなら滞ることがありません」。