健康で美しく生きるために鍛えるといい体の部位は、意外なことに“お尻”なのだそう。体でいちばん大きな筋肉であるお尻を1日3分鍛えるだけで、じつはいいことづくめの効果が得られるのをご存知でしたか?

お尻を鍛えれば、健康的でやせやすい体質になる!

「お尻の筋肉は一般に30代から衰え始め、弱ってくると、立ったり歩いたり、座ることも困難になり、ついには寝たきりになってしまうこともあるのです」

 そう言うのは、日本初のおしり専門トレーナーである松尾タカシさん。「おしり体操」でお尻の筋肉を鍛えれば、しっかり体を支えることができるようになり、ひざや腰への負担も減って、ボディラインがすっきり。若さをキープできるそう。「1日3分、2~3週間続ければ効果が実感できるはずですよ!」。

注意!これができない人は、今すぐ「おしり体操」を始めて!

これができない人は、今すぐ「おしり体操」を始めて!
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ひざが90度になるよう片脚を上げ、30秒キープ。これができない人は、かなりお尻の筋肉が衰えています。近い将来、足腰に支障が出る可能性が大!

初心者向けの「おしり体操」に挑戦してみよう!

 それでは、もっとも初心者向けの「おしり体操」をご紹介。アヒルをイメージした楽しくて簡単な動きですが、お尻の筋肉全体を柔軟に伸ばして活性化してくれます。「お尻のおもな筋肉は、重力に反発して立つ・歩くを可能にする“抗重力筋”と呼ばれるもの。その抗重力筋を鍛えるのに、このポーズは有効です」(松尾先生)

初心者向けの「おしり体操」に挑戦してみよう!

[やり方]

(1)足の間にこぶし1つ分をあけ、つま先とひざを正面に向ける。両手はおしりの上の方に置く

(2)お尻を後ろに突きだすように中腰の姿勢をとる。姿勢をキープしたまま8秒数える。このとき、胸をしっかりとはり、おなかをへこませる

<NG>

●両ひざがついてしまったり、つま先が開いてしまうと、ひざに負担がかかりケガの原因にもなるので注意する

ひざに負担がかかりケガの原因にもなるので注意

●背中が丸まった前かがみの状態になってしまうと、お尻の筋肉がきちんと伸びず、効果が出ない

お尻の筋肉がきちんと伸びず効果が出ない

実際に編集部でもやってみた!

 最近運動不足で、おなか回りのお肉が気になってきたという、編集部のE子。早速「おしり体操」に挑戦してみました!

編集部のE子も挑戦してみた!
編集部のE子も挑戦してみた!

「8秒キープするだけなのに、想像以上にキツイ!背中やお腹、お尻、脚のつけ根あたりがピリピリして、普段使っていない筋肉が気持ちよく伸びているのを感じます。数回やっただけでも、体がポカポカ温まってくるのもうれしい。これなら、自宅でキッチンに立ったときなど、すきま時間にすぐできるから、私にも続けられそう!」

 忘年会、クリスマス、お正月…と、つい食べ過ぎるイベントが続く年末年始。「おしり体操」で、無理なくボディラインをすっきりキープしていきましょう!

※妊娠中や腰に不安がある方は、事前に行ってよいかを医師に相談し、異変を感じたらすぐに中止してください