ひとりよがりにならず、家族やお客さま目線に。もの選びのテイストや色使いを主張するのではなく、さりげなさや小さな心配りを大切にする…。そんなインテリアで過ごす時間は、とてもリラックスできるものです。“くつろげる部屋”づくりの達人、酒井律子さんが自宅で実践していることを聞いてみました。
居心地がよくてスタイリッシュ!いつでも人を呼びたくなる!
・壁は飾る場所を集中させ、黒フレームやロゴで男前の味つけを
すべての画像を見る(全5枚)ウェルカムの意味も込めて、入り口ドアを開けてリビングに入ってまず目にする壁を、ディスプレースペースに。「雑貨を飾る場所を限定し、部屋が広く見えるようにしました」。蝶のオーナメントなどを飾りつつ、黒フレームの色みを効かせた甘辛のバランスが絶妙!
・クッションは形や柄のふぞろいにして、かた苦しくない雰囲気に
かた苦しい雰囲気にならないよう、クッションはあえてふぞろいにし、リズム感を出しながら遊び心を演出。「形や柄はマチマチとはいえ、色のトーンを合わせているので、まとまり感はきちんと出しています」。
・写真はモノクロにするとさりげないインテリアに
たくさんの色が入っている写真を飾ると、インテリアと調和せずに浮いてしまうことも。モノクロやセピア調に印刷すると、色数が整理され、落ち着いた雰囲気になります。ソファから見える位置にギャラリーっぽく飾れば、訪問者との会話のきっかけにひと役買うことに。
・子どものものはインテリアと同化しやすいデザインのものを選ぶ
レトロなカメラのオブジェに見えるのは、現役の鉛筆削り。リビングで宿題をする子どもの大切な勉強道具です。グリーンやセピア調のボタニカルアートと一緒に飾ることで、周囲の雰囲気にもマッチ。
・イケアの鉢カバーをひざかけ入れに
クッション代わりにしたり、子どものうたた寝や足元の冷えなど、すぐに使いたいひざかけは、カウンター下でスタンバイ。ブラウンの鉢カバーを使えば、フローリングになじんで落ち着いた雰囲気に。
・ガラスビンを並べて圧迫感のない目隠しを
「カウンターから丸見えのキッチンは、透け感のあるガラスビンでさりげなく隠すことに」。完全に視界を遮断するわけではないので、リビングやダイニングにいる人との会話を妨げません。ガラスの中には、砂や貝殻を敷いて、キャンドルを立てています。ガラスビンとグリーンを背の高い順に左から並べ、空間に動きをプラス。
いかがでしたか?ゲストへの演出はあくまでさりげなく。居心地のいいインテリアを目指しましょう!