収納のやり方にはさまざまなものがありますが、今回のテーマは、しまわれているものが外からひと目で分かる「見える化」収納。そんな見える化収納を実践するときに便利な、選ぶ時間と取り出す手間を大幅カットするお助けアイテム3種をご紹介します。
「ウォールポケット」をお出かけポケットに
すべての画像を見る(全4枚)出がけにばたばたして、必要なものを鞄に入れ忘れてしまった…なんてことはありませんか?クローゼットの扉裏にお出かけポケットをつくれば、そんな失敗はなくなります。
扉の裏に、ホームセンターや100円ショップで売っている透明なウォールポケットをつけて、そこに持ちものをひとつずつ入れていくだけ。
音楽プレーヤー、ハンカチ、名刺ケース…。急なお出かけのときでも、ひと目で持ちものを把握することができるため忘れものがなくなります。さらに、帰ってきたあとは定位置に戻すだけなので、散らかり防止にも。
同じようにポイントカードなども、カードが入るタイプのウォールポケットを使えばひと目で見渡せて選びやすくなるでしょう。
キッチンの引き出しには「透明ストッカー」
意外と使いにくいキッチンの引き出し収納は、上から見て「ひと目で分かる」が基本です。
小麦粉や片栗粉などの粉類は、フタまで透明なストッカーに入れるのが便利。
私は、文字よりも色で認識する方がラクなので、ラベルを貼らずに粉の色と配置で覚えています。さらに、色でグラデーションになるように並べておくと、見た目がきれいで家事のテンションがアップ。
もちろん、これは私の場合。ラベルを貼ったり、使用頻度が高い順にまとめたり、カテゴリ別でまとめたり、ご自分にあった方法を試してみてくださいね。
こういった「自分の収納の好み」も合わせて把握しておくと使い勝手のよい収納になるでしょう。
袋ものは100円ショップの「シーラー」で立てやすく
使いかけの調味料や粉類、ココア、お茶などの飲み物。このような「袋物」のストックは立てて収納します。写真のような奥行きのある収納ケースに立てる場合、高さ順に並べることで、奥までひと目で見渡すことができて、死蔵品の防止に!
また、見やすさと取り出しやすさをアップさせるために、100円ショップのシーラーを使うのがおすすめです。
熱の力で簡単に開封済みの袋を密封できる商品で、私が使っているのは、ダイソーの「イージーシーラー」です。
クリップなどで留めるのと違い、上部に重みが出ないので、まっすぐに立てることができ、より見やすくなります。
このように、ひと目で見渡せる収納を取り入れると、ワンアクションで迷わず取り出せてプチストレスがなくなります。ぜひ試してみてくださいね。
【三條凛花さん】
ライター、整理収納アドバイザー。夫、子ども(2016年4月誕生)の3人+2猫暮らし。家事を無理せず楽しく続ける工夫を発信。ブログ
「366日のとっておき家事」