自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
今回は年末年始スペシャルということで、お雑煮に関するエピソードを。実家と義実家で、お雑煮の個性もずいぶん違うようで…?

地元によって違うお雑煮の味。みんな違って、みんないい!

私は、すべての汁物のなかでお雑煮がいちばん好き。
2番手は、体4つくらい引き離されて豚汁です。

なんでこんなに好きなのか考えてみたけど、普段では考えられないくらい丁寧にとった出汁、いつもよりちょっといい材料、そして大好物のもち! さらになにより、正月ならではのスペシャル感! これが理由だと思います。

マンガ1
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私の実家がある愛媛では、お雑煮とは元旦に父親と弟がつくるものでした。「正月くらい女の人を休ませよう」ということから。何代前からか知らないけど代々受け継がれてるナイスな風習で、父親の料理を食べる珍しい1日でもあった。

 

結婚したあと、義母に「やっぱり男の人は料理が基本的に味が濃いめなんですよね。でも、白菜とジャコ天とかまぼこだけのお雑煮、忘れられない! できれば毎年食べたいな~」と言ったところ、かわいそうがられてムカムカ!

絶対岡山のより愛媛のお雑煮の方がおいしいのに、ここで黙って耐えとかねばならんのが嫁姑の嫌なところ!と、内心もちを投げつけたいくらいでした。

 

ところが!!!

マンガ2

元旦、義母のつくったお雑煮を見て、豪華さにびっくり。なんでこんなにおかずとして単体で成り立つものをお椀に入れるの!? 最高じゃん!! とテンション上がりまくり。結果、岡山雑煮も愛媛の実家雑煮と同じくらい大ファンになりました。

 

そこで、Instagramで日本全国のお雑煮の具を検索してみると、まさに千差万別。もちがあるうちに、と2017年新春は、全国のお雑煮を30杯くらいつくった!

 

結果…どこのもおいしい。北海道のイクラ入りも最高だし、仙台の東京の鶏モモ肉とホウレンソウのスタンダードなお雑煮もサッパリしてすてき。愛知はもち葉だけのシンプルさ! 京都の白味噌雑煮も、島根のアズキ雑煮も、広島のカキ雑煮も、香川のあんもち雑煮もおいしかったなあ。

 

2018年は、岩手のクルミ雑煮と、千葉のハバノリ雑煮をぜひつくってみたい!

 

もちひとつとってみても、焼いてお汁に入れるとかゆでたのを入れるとか、お雑煮の世界は家庭によってめくるめくワンダーランド。

 

お椀の中に家庭それぞれの「おいしい」がつまってるんだなあ~!

いつか全国お雑煮の旅に出たい。そして、このお雑煮に対するパッションを、大掃除にもわけられるものならわけたい。

 

皆さんのおうちは今年はどんなお雑煮にしたのかな? たくさん食べていろんな意味で暖かい冬にしましょうね。

 

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