ウイルスや細菌、花粉などから私たちの体を守り、闘うために必要な免疫力。なかでも体の中に異物を入れないために働く「粘膜免疫」に、感染症予防の観点から注目が集まっています。
人の体には2つの免疫が!いま注目の『粘膜免疫』とは?
人の体を“城”にたとえると、城を取り囲むお堀となって敵であるウイルスや細菌などの侵入を防ぐ「粘膜免疫」と、城の内部に入ってきた敵と闘う「全身免疫」の2つがあるんです。
●ウイルスや細菌が体に入るのをブロックする「粘膜免疫」
お堀の役割をする「粘膜免疫」は口や鼻、目、のどなどの粘膜組織で、ウイルスや細菌が体に入らないように働きます。ここで異物を捕まえて侵入をブロックするのが免疫物質「IgA」。多種多様なウイルスや細菌から防御してくれる頼もしい存在なんですよ。
●体に入ったウイルスや細菌と闘う「全身免疫」
一方、「全身免疫」とは、ウイルスや細菌などが粘膜を突破してきたときに異物を体外へ排出しようと働きます。発熱したりすることで異物を攻撃し、体を守ってくれるのです。
粘膜免疫は高められる!3つのすごいポイントを解説
目・鼻・口・腸にあるウイルスや細菌の侵入を防ぐ粘膜免疫は、実は高めることができるってご存知でしたか?
●すごいポイント1:免疫物質IgA+ムチン・水分がカギ
粘膜免疫はウイルスや細菌などを「捕まえる」「無力化する」「体外に排出する」という3つのアプローチで撃退します。その大切な働きをするのが免疫物質「IgA」と粘膜を保護する「ムチン」、そして水分・電解質です。「IgA」は、目や鼻、口、腸など全身の粘膜組織でウイルスなどの異物を捕まえて無力化する分泌型の抗体のこと。
ムチンとは、口の中などで粘膜の表面を覆っているねばねばした粘液です。年膜をうるおして異物の侵入を防ぐほか、傷ついた体の組織を保護したり修復したりする働きも。
口や鼻から侵入した異物を体外に排出しようと動く線毛は、うるおい不足になると輸送機能が低下。電解質を含む飲料を摂取することで、機能低下を抑制できます。
●すごいポイント2:規則正しい生活習慣が重要
粘膜免疫の働きも高めるためには、睡眠や栄養が十分にとれた規則正しい生活があってこそ。口の中が汚れたり、唾液量が減ると「IgA」の機能が低下。口腔ケアや、よくかんで唾液を増やすことも効果的です。
●すごいポイント3:IgAに働きかける乳酸菌ONRICb0240
植物性の乳酸菌「Lactiplantibacillus pentosus ONRICb0240(以下、乳酸菌ONRICb0240)」(20億個/日)を含む飲料を21日間継続して摂取する試験を行ったところ、唾液中のIgAの分泌量が増加しました。
別の調査でも乳酸菌ONRICb0240の摂取期間中は、風邪を引くリスクが低下することがわかっています。
●大塚製薬が研究する「植物由来の乳酸菌ONRICb0240」の可能性
大塚製薬の研究所では長年の研究から、粘膜免疫の要となるIgAを高めるためには「乳酸菌ONRICb0240」の継続摂取が効果的であることを確認。植物由来の乳酸菌であり、乳成分が気になる人も摂取可能な乳酸菌ONRICb0240は、幅広い層の健康がサポートできると期待が高まっています。
ウイルスや細菌、花粉などの異物から体を守るヒントをチェック!
問い合わせ先/大塚製薬